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九州電力が再生エネの予測を2.3倍に上方修正、2020年に700万kW:自然エネルギー
再生可能エネルギーの普及を下支えするために始まった固定価格買取制度(FIT)。この効果がはっきりと現れてきた。九州電力はFIT以前の再生可能エネルギーの導入予測値を2.3倍、上方修正した。
九州電力は2013年5月、再生可能エネルギーに関する取り組みを公開した。目玉は再生可能エネルギーの導入見通しを従来の2.3倍に増やしたことだ。
2020年度の太陽光発電と風力発電の導入見通しは、従来300万kW(3000MW)としていた。これは2012年時点の見通しである。ところが、2012年7月に導入された固定価格買取制度(FIT)によって、太陽光の連系申し込みが予想外に増加、今回見通しを700万kWに上方修正した(図1)。
700万kWの内訳は、風力発電が100万kW、太陽光発電が600万kWである。特に事業用太陽光発電の伸びが大きいと予想しており、400万kWに達するという。事業用太陽光発電がこれほど伸びるのは、FIT開始後の3年間の買い取り価格が高めになると九州電力が予想したからである。
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