「パスワードのない世界」が急速に現実化、注目のFIDO Allianceが拡大へWindows 10も採用の認証規格

米FIDO Allianceと同団体の定めるパスワードレス認証のオープン標準を米英両国の政府機関がサポートすることになる。

2015年06月29日 08時00分 公開
[Rob WrightTechTarget]
FIDO AllianceのWebサイト《クリックで拡大》

 FIDO Allianceは、6月9日、米国と英国の両政府が正式に業界コンソーシアムに参加することを発表した。

 FIDO Allianceは、パスワードレス認証のオープン標準であるFIDO(Fast IDentity Online)の策定と普及に努める業界団体だ。同団体は新しく政府機関メンバーシッププログラムを導入し、政府機関や省庁が同団体に参加して、民間組織と共にFIDOの策定に関与できるようにするという。このプログラムへの参加を最初に表明した政府機関は、「サイバー空間における信頼できるアイデンティティーのための国家戦略」(NSTIC)に取り組む米国立標準技術研究所(NIST)と、英国首相官邸の2つだ。

ITmedia マーケティング新着記事

news041.jpg

楽天グループが「楽天市場」出店店舗向けに「楽天AI大学」を公開
2024年3月より提供している店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタント β版」に加え、AIツ...

news070.jpg

中国発AIソーシャル工作のゾッとする実態をMicrosoftがレポート
Microsoftが中国を拠点とする影響力工作の増加についてのレポートを発表した。これは米国...

news042.jpg

顧客の応募可能性をレシートで分析 読売新聞が新たな販促キャンペーンサービスを提供
システムインテグレーターのビーマップと同社子会社のMMSマーケティングは、読売新聞東京...