2004年に発見された超薄型素材「グラフェン」。この素材がITや「IoT」(モノのインターネット)を次の段階に導く可能性がある。
研究者は2004年に格子構造を持つ超薄型素材「グラフェン」が発見した。それからグラフェンは素晴らしい可能性を秘めた素材として名前が広まった。それ以来、世界中の研究者がグラフェンの理論上の可能性を実現しようとしてきた。この動きはコンピューティングやIT、「IoT」(モノのインターネット)を始めとする膨大な領域に次なる巨大な革命的進化をもたらすものだった。
このグラフェンの能力を生かそうとする競争において最前線を走っているのが、サリー大学だ。同大学の科学者は、今までの中で最高の光吸収素材を作り出すために、特殊なグラフェンシートを開発した。本稿では、同大学のAdvanced Technology Instituteでセンター長を務めるラビ・シルバ教授がこのブレークスルーについての洞察を語る。
――この研究はどのように始まったのですか。
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