盗まれたモバイルデバイスのコストは、失われたデータの価値に比べれば取るに足らない。モバイルアプリケーションのセキュリティを強化するため、企業はデータをどのように管理するべきなのだろうか。
IT部門が、モバイルアプリケーションのセキュリティに取り組む時、重点を置くべきはデバイスではなくデータだ。
モバイルデバイス管理は、企業のIT部門に適さないこともある。例えば従業員が企業を辞めた場合、その従業員の私物デバイスに対してIT部門がデータの完全消去を実施すべきなのだろうか。また、エンタープライズモバイル管理(EMM)アプリケーションを利用すれば、会社がアプリケーションの一覧を管理して、モバイルデバイスに入っている危険なアプリケーションの使用を禁止できるかもしれない。だが、それらの行動は、従業員のプライバシー侵害に当たらないのだろうか。
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