SASEの課題と解決策【後編】
「SASE」を導入する際は、複数の“落とし穴”に注意が必要だ。「期待していたのと違う」という結果を避けてSASEの恩恵を受けられるようにするには、3つのポイントを押さえるとよい。
SASEの課題と解決策【前編】
クラウドサービスの普及を背景にして「SASE」の利用が広がっているが、SASE導入では幾つかの問題に直面する可能性がある。成功させるには何を乗り越えるべきなのか。4つの問題を解説する。
ネットワークインフラの新たな試練
テレワークとオフィスワークを組み合わせる働き方が広がっている。そうしたハイブリッドワークで従業員が働きやすいネットワークを作るのは簡単ではない。ネットワークの何を変える必要があるのか。
出遅れがちな管理ツールの機能拡張
Enterprise Management Associates(EMA)が実施した調査で、ネットワーク管理者が抱える課題と、それに対処するために必要なネットワーク管理ツールに不足している機能が明らかになった。
「VMware NSX」導入で仮想環境を構築
カナダWestJet Airlinesは、米VMwareの「VMware NSX」の「マイクロセグメンテーション」を評価し、ネットワーク仮想化の導入に踏み切った。NSXによって同社ではコアファイアウォールの複雑さが緩和され、ボトルネックを回避することができる。
ネットワークエンジニアの発想転換も重要
ネットワーク業界に大きな経済的な転換をもたらす可能性を秘めている「ベアメタルスイッチ」。その先行導入企業である米Googleと米Facebookは、ベアメタルスイッチをどう活用しているのだろうか。
ネットワークエンジニアは目をそらしてはいけない
サーバを皮切りに委託者のブランドで設計・製造する「ODM」製品が市場に登場し始めた。その波はネットワーク業界にも広がり、新しいタイプのスイッチが開発され注目を集めている。
ストレージ容量、写真の閲覧機能、利用料金などを比較
今や身近なツールとなったクラウドストレージ。場所を問わずアクセス可能で、家族や友人、同僚とファイルや画像を簡単に共有できるなど一度利用すると手放せなくなる。特に人気の高いサービス5種を比較してみた。
主導するオープンソースプロジェクトへ寄贈
Facebookが独自のTop of RackスイッチとそのOSを発表。このスイッチの設計とOSの中核部分はOpen Compute Projectに提出される。
100%の自己防衛は不可能と警告
米軍のサイバー防衛戦略は企業の情報保護対策にどう活用できるのか。元米陸軍大佐で、現在はセキュリティベンダーで最高セキュリティ責任者(CSO)を務める専門家に話を聞いた。
SDNや仮想化の台頭で評価軸が複雑に
SDNやネットワーク仮想化などネットワーク業界は大きな技術変革のさなかにある。多くのエンジニアはこれからのネットワークインフラをどうすべきか戸惑いを見せている。本稿では、ネットワーク業界の現状を考察する。
問われる責任の所在
数十億台もの機器がデータを収集して共有するIoT。もし、それらの機器がウイルスに感染すれば、甚大な被害が予想される。この責任は誰が負うのだろうか。
「Microsoft Azure」を構成するネットワーク
米Microsoftが運用する「Microsoft Azure」。このネットワークを支える仮想SDNアーキテクチャの仕組みを紹介する。
3万個の仮想ネットワークも制御可能
2014年3月に仮想サーバ環境とSDN対応の仮想ネットワーク環境を一括管理できるソリューションを発表したNEC。データセンターの相互接続を可能にするため、同社は現行製品では実現できてない技術開発に取り組んでいる。
ネットワークベンダーは応えられるか
ネットワークエンジニアが2014年に実現してほしいと願っている技術的な要望を紹介する。これらの要望は、ネットワークベンダーが2014年にクリアすべき課題でもある。
NFV、OpenFlow、Open vSwitchが躍進の見込み
SDN市場は2013年に続き、2014年も大きく飛躍すると予想される。OpenFlowやOpen vSwitch、NFVなど、同市場の動きについて、主要アナリストらの見解をまとめた。
「Open Compute Project」(OCP)の現状と課題
Facebookが主導する「Open Compute Project」(OCP)のスイッチ設計プロジェクトが順調に前進している。だが、一般的な企業ではまだ、ベアメタルスイッチに取り組むノウハウやリソースがないなど、普及への課題は残されている。
AppleとMicrosoftの構図に似ている?
VMwareとCisco Systemsは公にはパートナー関係を維持しつつも、ネットワーク仮想化やSDNの分野ではライバル関係であると言わざるを得ない。両者のネットワークに関するアプローチを比べた。
「VMware NSX」はネットワーク仮想化市場の起爆剤になるか
VMwareはVMworld 2013で「VMware NSX」を発表した。これは、同社が買収したNiciraのネットワーク仮想化製品「NVP」を基にした、新たなSDN製品である。NSXの機能や注目されるパートナー連携を紹介する。
制御対象はデータでなはなくエンドポイント
NACはもはやアクセス制御のためのものではない。NACの目的はエンドポイントの可視化とコンテキストベースのセキュリティの提供にある。それはつまり、「EVAS」という新しい製品カテゴリへの進化を意味する。
Open Compute Project 活動を拡大
米Facebookが主導するOpen Compute Projectが新たにネットワーク分野への取り組みを開始した。このスイッチプロジェクトの中身について、Facebookの技術者2人に聞いた。
OpenFlowベースのSDN技術を導入
米Googleのビント・サーフ氏はSDNに夢中なようだ。講演の大半をSDNの役割と推進方法、そしてGoogleのOpenFlow戦略に費やした。
業界初のオープンスイッチイニシアチブ「Generation of Open Ethernet」
Mellanoxは業界初のオープンスイッチイニシアチブを発表。同社がOpen Ethernetのフレームワークを提唱することで、SNDを新たな高みへと引き上げ、データセンターの柔軟なコントロールを促進できるのか。
続々登場するVXLANゲートウェイのメリットと課題 【後編】
VXLANゲートウェイを使った既存環境と仮想ネットワーク環境の混在運用は、ネットワークの段階的な進化を可能にするものの、これまでには考えることのなかった問題も生み出す。今回はこれを説明する。
続々登場するVXLANゲートウェイのメリットと課題 【前編】
「VXLANゲートウェイ」と呼ばれる製品が続々登場している。VXLANというプロトコルで形成する仮想ネットワークと、従来型のネットワークとの間で変換を行うものだ。その運用には課題もある。
電力管理が変えるネットワーク管理者の役割【後編】
ネットワーク電力管理技術は、十分に普及しているとはいえない状況だ。インフラの管理と電気料金の支払いが別部門など、企業の組織構成が一因だと指摘する声がある。
プロバイダーは1Tbps、ベンダーは400Gbps推し
次世代イーサネット規格のデータ伝送速度は1Tbpsになるのか。それとも400Gbpsにとどまるのか。関係各所の思惑が渦巻く中、標準化団体の米IEEEが結論を出すべく動き出した。
電力管理が変えるネットワーク管理者の役割【前編】
ITを利用したネットワークベースの電力管理技術が充実しつつある。米Cisco Systemsなどのネットワークベンダーは、技術開発や提携を急ぐ。最新動向をまとめた。
多くの企業は802.11nで当面十分
ギガビット無線LAN「IEEE 802.11ac」製品を2013年1月にも発売する米Cisco Systems。ただし、iPhoneなど現状のスマートフォンでは使えないなど、802.11acには課題も多い。
米物流企業が直面した無線LAN障害の意外な原因
無線LANがつながらない。調査を進めると、原因は冷蔵倉庫内のチーズの塊だった――。担当者であれば笑えない、こうした課題に直面した米物流会社が選んだ解決策とは?
トンネル接続で仮想ネットワークを構築
OpenFlowを導入したいが、OpenFlow対応機器を新たに導入するのは負担が大きい。こうした課題を解消するのが、米Big Switch Networksなどが推進する「オーバーレイ」技術だ。
ファイアウォールの概念が変わる
アプリケーションベースのトラフィック制御が可能な「次世代ファイアウォール」は本格的な普及期に入ったとアナリストは断言する。一方で、導入の課題も明確になってきた。
コアからワイヤリングクローゼットまでを100GbEで実装
高いスループットと低いレイテンシの両立を目指し、40GbEを検討せずに一足飛びで100GbEに進むことにした米国の医療研究機関。その決断の理由とは?
HTMLの書き換えによるネットワークの効率化
パフォーマンスが低いWebアプリケーションを改善するには? WAN最適化によって高速化を図る従来の方法とは異なり、ネットワーク効率の観点からHTMLコードを最適化する方法が注目を集めている。
注目を集めるネットワーク制御技術「OpenFlow」(後編)
前編に引き続きネットワーク制御技術「OpenFlow」のメリットを解説するとともに、スケーラビリティに対する懸念、それを解決するための動向を紹介する。
注目を集めるネットワーク制御技術「OpenFlow」(前編)
オープンソースのネットワーク制御技術「OpenFlow」。その特徴は、ネットワーク経路をフローとして定義し、各種の制御を実現することにある。そのメリットを技術的に解説する。
VoWLAN導入に向けて
今日、企業に配備されている無線LANの大多数は、シームレスな音声通信をサポートするのに必要な通話可能エリアをカバーしていない。
iPhoneはセキュリティが不十分?
iPhoneは「仕事にも使える」かもしれないが、Appleが端末全体の暗号化機能を追加しない限り、大企業による採用は難しいだろう。
ブランドの運命は消費者の手中に
インターネットでまたたく間に広まる自社についてのうわさや評判。ニュースクリッピングやGoogleだけで対処するのは、ほとんど不可能になっている。
49%が黙認、3%がむしろ奨励
MySpaceなどソーシャルネットワーキングサービスの問題は認識していても、約半数の職場ではアクセスを禁止していないという。
Case Study
Vistaに移行するにはどのみちマシンを買い換える必要があり、またOSに依存しないアプリケーションも増えてきた――自動車サービス会社のオートウェアハウジングでは、フロントエンドへのMacの導入を検討している。
Column
米サンフランシスコやシカゴでは、市が企業と提携し、無料Wi-Fi網の敷設によるデジタルデバイドの解消や産業の活性化を図っている。
Column
モバイル機器のセキュリティに対する企業の姿勢は飲酒運転のようなもので、危険が分かっていながら対策が取られていないと専門家は指摘する。