ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術:
来るべき新たな波に乗るために。10年後のあなたの場所を確保するために、知っていたほうがいいこととは?
山口揚平の時事日想:
お金は、世界中で通用するコミュニケーションツールの1つにすぎないはずだ。しかしなぜお金の価値は上下し、人はお金に振り回されるのだろう? 2007年の本稿を振り返り、改めてお金について考えてみよう。
山口揚平の時事日想:
銀行にお金を預けると、利子が付いてお金が増える。銀行の基本的な仕組みだが、実は世界には「無利子の銀行」が存在し、着実に利用者を増やしている。キリスト教に次ぐ、世界で2番目に宗教人口を抱えるイスラムの世界では利子が禁止されているためだ。
山口揚平の時事日想:
友人知人に商品を売りつける、有名人の名前を大げさに吹聴する……“マルチ商法”と呼ばれるビジネスは、昔から連綿と続いている。マルチはなぜ消えないのだろうか。そして人はなぜ、マルチにはまるのだろうか?
山口揚平の時事日想:
株主の議決権が50%以上あれば企業を支配できる。法的には正しいが、しかしすべての企業でこれが通じるとは限らない。数名の“天才”に支えられているような会社、例えばGoogleでトップエンジニア10人が独立したら、企業価値は果たしていくらになるだろう?
山口揚平の時事日想:
「人々が満たされているか」など“幸福の量”を伸ばす国づくりを進めるブータンは、物質的豊かさを求めて成長してきた日本とある意味対極にある国家だ。GDPで世界2位の日本は、本当に豊かな国だろうか? 今後日本は何を目指すのか、日本独自の指標を考える時期ではないか。
山口揚平の時事日想:
資本主義社会においては、貨幣の流通をコントロールできる者が世界を支配できる。米国では連邦準備銀行、日本では日本銀行が通貨発行権を握っているが、これらの機関は誰のものなのだろうか。
山口揚平の時事日想:
お金はどこから生まれてくるの? 銀行が利益を上げられるのはなぜ?――お金にまつわるこれらの素朴な疑問について、正しく答えられる人は意外に少ない。今回は貨幣にまつわる“素朴な疑問”を解き明かしていこう。
山口揚平の時事日想:
ベスト電器をめぐり、資本比率の引き上げ競争を続ける、業界トップのヤマダ電機と5位のビックカメラ。なぜ家電業界はこれほどM&Aが盛んなのか? そして、ビックカメラがヤマダ電機に逆転するための一手とは?
山口揚平の時事日想:
イオン銀行やセブン銀行など、異業種から参入する銀行が増えている。合併・統合が進んで規模拡大も一段落した今後、銀行が生き残るにはどうしたらよいのだろうか。筆者が重要だと考えるのは“お金の卸業”からの脱却だ。
山口揚平の時事日想:
日本のアニメ制作現場は長時間労働と超低賃金で支えられているのが現実だ。プライドを持って仕事をしても、食っていけない――そんな現状から脱却するには、ビジネスモデルの転換が必要ではないだろうか。筆者が提言するのは、“版権価値を最大化させつつ、コピーが氾濫するほど収益が生まれる”モデルである。
山口揚平の時事日想:
顧客の囲い込みを目的に始まったポイントサービス。ポイントを発行する会社は増え、ポイント同士の乗り入れが進んで、今や「企業通貨」と呼べるレベルに達している。しかし実体が不明のポイントはいわば“負債”。企業はポイントという名の負債を、きちんと管理できているのだろうか?
山口揚平の時事日想:
インターネットの普及を背景に、新聞を読まない人が増えている。売上の半分近くを占める超コスト高の販売網を抱える新聞社は、どうすれば生き残ることができるのか? 筆者が考える答えとは――。
山口揚平の時事日想:
ファンドが突然買収を発表、当の企業は焦って買収防衛策に走る……こういうケースが増えている。しかしそもそもファンドは何を狙って企業を買収するのか? 真の意味の買収防衛策とは? 今回はフリーペーパーを発行する企業を例に、“ファンドの立場”で企業買収のシミュレーションをしてみよう。
山口揚平の時事日想:
株主優待が欲しいから、あの企業の株を買おう――よくある“株購入のきっかけ”だが、本当にそれでいいのだろうか。企業の事業戦略を見るときに、目安になる数字が2つある。それは「6.96」と「3.65」だ。
山口揚平の時事日想:
ザ・無借金経営を続ける任天堂。WiiやニンテンドーDSのヒットもあって好調だが、しかし現在の株価は割高だという見方もある。任天堂のような歴史ある企業に、山口氏が期待していることとは……?
山口揚平の時事日想:
個人投資家にとって、会社の生の情報を手に入れるための重要な手段が「IRに電話をすること」。プロの投資家はIRにどんなことを聞いているのか? IRに聞くべき7つのポイントを紹介しよう。
山口揚平の時事日想:
映像コンテンツはDVDからVODへ、流通はセル型へシフトしており、DVD/CDレンタル事業は市場縮小傾向にある。このような流れの中、今後TSUTAYAとGEOはどう変わっていくのか? 2つの企業の「これから」を考えてみよう。
山口揚平の時事日想:
今週も、DVDやビデオ、CDのレンタルビジネスを展開するTSUTAYAとGEOを比較してみよう。同じレンタル事業を行う両社だが、ていねいに見ていくと、まったく異なるところに注力していることが分かるのだ。
山口揚平の時事日想:
DVDやビデオ、CDのレンタルビジネスを展開するTSUTAYAとGEO。よく利用している、という読者も多いだろう。しかしこの2社、実はまったく異なるビジネスを行っているのだ。
山口洋平の時事日想:
株価の動きを読むのは難しいし、短期の売買で利益を上げるのはもっと難しい。誠の読者に山口氏が薦める、“恋愛結婚型”でリスクを減らす株の選び方とは?
山口揚平の時事日想:
誠世代が投資をする際に大事なのは、1年や2年といった短期でいかに利益を上げるかではない。重要なのは、株式投資をする企業の将来の価値を、自分なりに計算してみることだ。ここでは英会話スクールの「GABA」を例に“企業の価値”を計算してみよう。
山口揚平の時事日想:
テレビCMを大量に打つ、業界1位の「NOVA」と、マンツーマンレッスンを特徴とする新興勢力の「GABA」。もし投資するとしたら、あなたならどちらを選びますか?
山口揚平の時事日想:
日本社会は今、大きな転換期にある。二酸化炭素の排出権も、裁判の無罪判決すらもお金で買える社会、市場原理が全てを決める社会へと変わろうとしているのだ。しかし、モラルや魂の問題を、市場原理にゆだねることに危険はないのだろうか……?
山口揚平の時事日想:
貧困層に小口融資する銀行事業を成功させ、ノーベル平和賞を受賞したユヌス氏。今では“乞食”にも貸し付けを行っているという。「慈善より事業」「大切なのは、システムではなく目的」――ユヌス氏の一風変わった行動に1本筋を通しているのは、強い信念と大きなビジョンだ。
山口揚平の時事日想:
狙った会社の株を安値で買いあさり、高い値で売り抜いて楽に儲ける……「ハゲタカファンド」という言葉にはそういうイメージがある。しかし改めて考えてみると、なぜ“ハゲタカ”なのだろう。普通のファンド、また個人株主と、ハゲタカファンドとは何が違うのだろうか?
山口揚平の時事日想:
最低2年間は収入なし、費用は約1300万円――私費でMBAを取得するとなれば、ざっくり見積もってこれだけの投資が必要になる。MBA留学はビジネスパーソンにとって、ある意味最大級の自己投資。どれくらいの利回りで回収できるのか、まずはシミュレーションしてみよう。
「投資はプロに任せておけばよいのでは?」という声をよく聞く。特に多いのが、勧められた投資信託を買ったから資産運用は安心――というパターンだ。しかし世の中に、真の“投資のプロ”は少ないのだ。
新幹線の車内販売員として働いているあなたは、ある日上司に呼び出されてこう告げられる。「来月から、新幹線の車内販売の売上を100倍にしてくれたまえ。そのためには、何をしても構わないよ」――さあ、あなたならどうする?
山口揚平の時事日想:
かつての“サラ金”という呼び名に伴うイメージを払拭しながら急成長した消費者金融。しかし今、消費者金融は岐路に立たされ、大幅なビジネスモデルの変革を迫られている。そもそも消費者金融とはどのようなビジネスモデルなのかを見てみよう。【図版追加】
突然ですが、読者の皆さんにクイズです。もし、行列ができるラーメン屋とカレー屋が同条件であったとしたら、どちらが儲かるでしょうか? 答えと“大人のそろばん”のはじきかたが気になった方は、続きをどうぞ。
山口揚平の時事日想:
「1等が出ました」という売り場で並んで宝くじを買う人は多い。「合格者の数で1位」と聞けば、2位以下の学校より優秀だろうと思うのが人の常だ。しかしあなたが着目するべきは、当選者や合格者の絶対数ではない。本当に重要な数字とは……?
山口揚平の時事日想:
団塊世代をターゲットにした投資信託、特に毎月分配型の商品が人気だ。しかし誠の読者世代にとって、資産運用のために投信を買うのはあまりにもコストが高い。誠世代に合う資産運用の方針とは……?
山口揚平の時事日想:
先進国の中で見ると、きわめて高い日本人の保険加入率。しかし、ちょっと待ってほしい。あなたは本当に、その生命保険に入るべきなのだろうか……?
山口揚平の時事日想:
成長意欲のある貧困層に、自活のための小口貸出を行うマイクロファイナンスが注目を集めている。慈善性と経済性を両立させるポイントは、そして消費者金融との違いは何だろうか。
山口揚平の時事日想:
「時は金なり」とは、誰でも知っている金言である。では「金は時なり」の意味をご存じだろうか? ファイナンスの世界では、時は金なり/金は時なり、いずれも大きな意味を持っているのだ。
山口揚平の時事日想:
個人投資家にとって、自分が投資する企業がどのような決算を行っているかは非常に大きな問題といえる。どうやったら決算書を見て、粉飾にだまされずに済むか? 今回はそのポイントを紹介していこう。
山口揚平の時事日想:
米国では粉飾会計のことを「クリエイティブアカウンティング(創造的会計)」と呼ぶ。そう、会計上の利益は“創れる”ものだからだ。投資家には見抜く目が必要になるが、あなたはそれを持っているだろうか? 本連載では日本の投資家に最低限必要な、フィナンシャルリテラシーについて考えていく。