コンピュータを接続したネットワークがいくつかあって、それらネットワーク同士を接続しあうことをインターネットワーキングといいます。そうやって作られたネットワークの集合体のことを一般名詞としてインターネットと呼びます。
通信で用いられるアドレスは、大きく2種類に分類されます。物理アドレスはハードウェアに付与されるアドレスのこと、論理アドレスは物理的な実体(ハードウェア)とは無関係に付与されるアドレスのことです。
通信方式は、通信相手と「これから通信を始めよう」と確認し合った後で始めるか、事前の確認なしに始めるかという点で、コネクション指向型とコネクションレス型の2つに分けられます。また、一度の通信で情報を送り届ける相手の数によって、3つの「キャスト」に分類することもできます。
階層化は通信手順の設計や実装に有用です。どのような層を用意して、どのように階層化すべきかまで示した「階層モデル」には「OSI参照モデル」と「TCP/IP 4階層モデル」があります。
コンピュータ同士、もしくはコンピュータと機器が通信をするときに、どのようなデータを、どのような順序でやりとりするかを定めたものを通信プロトコルといいます。
コンピュータ同士が通信を行うネットワークは、そのカバー範囲によって、大きくLANとWANの2つに分類されます。それぞれの概要や、ネットワークを構成する要素を解説します。
リトライ! 触って学ぶTCP/IP(3):
ネットワークの基礎を支えるTCP/IPを基本から学び直す本連載。第3回では、前回に引き続き、HTTP通信の仕組みをおさらいします。前回は「HTTPリクエスト」について学びましたので、今回はWebサーバーがクライアントに返送する「HTTPレスポンス」について解説します。
リトライ! 触って学ぶTCP/IP(2):
第2回では、まず、コンピューター同士が行う通信の種類について説明します。その後、Webにおいて広く利用されている「HTTP」の仕組みについて、ツールを使って実際の動作を確認しながら学びます。
リトライ! 触って学ぶTCP/IP(1):
SDNのような新しい技術が登場しても、ネットワークを支える基礎はそうそう変わりません。一度は学んだことがある「TCP/IP」。本当にふに落ちていますか? 本連載ではツールを使って、実際に手を動かし、目で見ながら、TCP/IPの仕組みを基本から「実感」していきます。