「日本のAIビジネスの基盤形成」:
TSMCは熊本県に建設を進めている熊本第2工場において、3nmプロセスを導入すると表明した。2026年2月5日、同社会長兼CEOであるC.C.Wei氏が日本の総理大臣官邸を訪問し高市早苗首相に伝えた。
車載やサーバ向けなど堅調:
ロームが2025年度通期の業績予想を上方修正した。売上高は前回予想比200億円増の4800億円。営業利益は同10億円増の60億円、純利益も同10億円増の100億円と見込む。前年同期比では売上高が7.0%増になる他、営業利益、純利益はそれぞれ400億円、500億円の赤字からの黒字転換になる。
浜松に8インチライン:
TSMCのGaNファウンドリー事業撤退を受け、ロームはTSMCからGaN技術ライセンスを取得し、650V GaNパワーデバイスを自社生産する方針だ。2026年2月4日、ローム社長の東克己氏が明かした。
買収額は5億7000万ユーロ:
Infineon Technologiesが、ams OSRAMの非光学系アナログ/ミックスドシグナルセンサー事業を5億7000万ユーロで買収する。2026年第2四半期中の買収完了を見込む。
通期見通しは営業利益を上方修正:
三菱電機は2026年2月3日、2025年度第3四半期(2025年10〜12月)業績を発表した。セミコンダクターセグメントの売上高は前年同期比で横ばいの678億円、営業利益は同18億円増の103億円だった。パワー半導体は需要停滞が継続したが、通信用光デバイスが堅調に推移した。
GaN-on-Si/QST、両技術展開へ:
TSMC傘下の台湾ファウンドリー企業Vanguard International Semiconductorが、TSMCと650Vおよび80V窒化ガリウム(GaN)技術に関するライセンス契約を締結した。開発は2026年初頭に開始し、2028年上半期に生産開始する予定だ。
原価率改善進める:
ソシオネクストの2025年度第3四半期(10月〜12月)業績は、売上高が前年同期比19.2%増の549億円、営業利益は同32.7%減の34億円、純利益は同44.3%減の27億円で、増収減益だった。中国車載向けの新規量産品が順調に増加した一方で、製品原価率の上昇による製品粗利益の悪化によって減益となった。
「AI戦略のハブ」に:
SK hynixが米国にAIソリューションに特化した新会社を設立する。新会社はAI企業への戦略的投資と協業を進める計画で「メモリチップ分野での競争力を強化するとともに、多様なAIデータセンターソリューションを提供していく」などと説明している。
AI需要に向け、28年に生産へ:
Micron Technologyが、シンガポールにNAND型フラッシュメモリ製造の新工場を建設する。10年間で約240億米ドルを投じる計画で、2028年後半には生産を開始する予定だ。
ファウンドリー事業は継続:
イオントラップ方式の量子コンピュータを手掛けるIonQが、米国の半導体ファウンドリーSkyWater Technology(以下、SkyWater)を18億米ドルで買収する。SkyWaterは、IonQの完全子会社としてファウンドリー事業を継続する。
USB Type-Aポートに直接挿す:
英国Raspberry Pi財団が、シングルボードコンピュータ(SBC)「Raspberry Pi」向けに最適化されたUSB3.0フラッシュメモリ「Raspberry Pi Flash Drive」を発売した。価格は128Gバイト(GB)品が30米ドル、256GB品が55米ドルだ。
AIデータセンター用途:
住友ベークライトは2026年1月22日、京セラのケミカル事業のうち、半導体封止用エポキシ樹脂成形材料、半導体用ボンディングペーストおよび工業用樹脂などに関する事業を300億円で買収すると発表した。AIデータセンター用途などの半導体材料を強化する。
6期連続で最高益更新:
ディスコは2026年1月21日、2025年度(2025年4月〜2026年3月)通期の連結売上高が4190億円となり、初めて4000億円を超える見込みだと発表した。純利益も1264億円と6期連続で最高益を更新すると予想している。GPUや広帯域メモリ(HBM)など、生成AI関連の先端半導体需要がけん引する。
27年後半からDRAM生産大幅増へ:
Micron Technologyが、台湾のファウンドリーPSMCと、PSMCが台湾苗栗県銅鑼に有する工場を買収する独占的意向表明書(LOI)を締結した。買収額は18億米ドルを予定している。Micronはこの買収が2027年後半からDRAMウエハー生産の大幅な増加に貢献するとしている。
7〜8割は先端プロセスに:
TSMCの2025年第4四半期(10〜12月)業績は、売上高が1兆460億9000万ニュー台湾ドル(337億3000万米ドル)で、前年同期比20.5%増、前四半期比5.7%増。純利益は5057億4000万ニュー台湾ドル(160億1000万米ドル)で、前年同期比35.0%増、前四半期比11.8%増だった。同社はまた、2026年、520億〜560億米ドルを設備投資に充てる計画も明かした。
AIインフラ、AR/VR、パワー向けに:
Wolfspeedが、単結晶300mm 炭化ケイ素(SiC)ウエハーの生産に成功したと発表した。同社は「当社はSiCの300mm化によって世界で最も要求の厳しい半導体アプリケーションの一部で新たな性能の上限と製造におけるスケーラビリティを実現する」と述べている。
日本のみ6カ月連続減:
米国半導体工業会によると、2025年11月の世界半導体売上高は前年同月比29.8%増の753億米ドルになり、単月の最高記録を更新したという。前月比でも3.5%増だった。
モノづくり総合版メルマガ 編集後記:
AppleのiPhoneに搭載するCMOSイメージセンサー(以下、CIS)を独占供給してきたソニー。しかしこの体制が、いよいよ崩れるのではないか――。最近、そんな見方を後押しするような情報が相次いで発信されています。
NVIDIAは1社で1250億ドル:
米国の市場調査会社Gartnerによると、2025年の世界半導体売上高(速報値)は前年比21%の7934億4900万米ドルになったという。トップ10社のうち4位のIntelのみ減収(3.9%減)だった。他9社はいずれも2桁成長を見せている。
Counterpoint Research調べ:
市場調査会社Counterpoint Researchによると、Samsung Electronics(以下、Samsung)は2025年第4四半期(10〜12月)、DRAM売上高で過去最高の192億米ドルを記録し、SK hynixを上回り4四半期ぶりにDRAM市場でトップになったという。
電子機器設計/組み込み開発メルマガ 編集後記:
競争が激化するHBM市場。今回のCESでは、同市場で現在『王者』の座にいるSK hynixが、開発中の16層HBM4の実物および主要スペックを初公開し、そのリードを印象づけました。
TrendForce最新予測:
台湾の市場調査会社TrendForceによると2026年第1四半期(1〜3月)、従来型DRAMの契約価格は前四半期比55〜60%上昇する見込みだという。従来型DRAMは2025年第4四半期にも同45〜50%の上昇を見せていた。
設計期間の短縮やマルチソース化に貢献:
富士電機とRobert Bosch(ロバ―ト・ボッシュ/以下、ボッシュ)が、電動車(xEV)向けで互換性のある炭化ケイ素(SiC)パワー半導体モジュールを開発する。2025年12月に合意を発表した。
計画通り2025年中に:
TSMCは2025年第4四半期(10〜12月)、計画通り2nmプロセス(N2)の量産を開始した。台湾のFab 20およびFab 22が量産拠点だ。同社のWebサイトで明らかにした。
2025年 年末企画:
間もなく終わりを迎える2025年。そこで、EE Times Japan編集部のメンバーが、半導体業界の“世相”を表す「ことしの漢字」を考えてみました。
コメント全文:
ニデック創業者の永守重信氏が、同社のグローバルグループ代表、代表取締役および取締役会議長を辞任した。同氏は「ニデックの再生が最重要課題の今、私は、ニデックの経営から、身を引くことにした」などとコメントしている。
低〜高耐圧横型から縦型GaNまで:
onsemiが窒化ガリウム(GaN)パワー半導体事業で攻勢に出ている――。onsemiは2025年12月18日(米国時間)、650V GaNパワーデバイスの開発と製造においてGlobalFoundries(GF)と協業すると発表した。2026年上半期にもサンプル出荷を開始する予定だ。
IoT機器の主電源に使える:
マクセルが、容量35mAhのコイン型全固体電池「PSB2032」を開発した。従来製品の4倍の容量を実現し、IoTデバイスの主電源に使用可能になった。2025年12月下旬から順次サンプル提供を開始する。
EE Exclusive:
世界経済、国際情勢ともに先行き不透明な中で幕を開けた2025年。生成AIの普及はますます加速し、後半にはヒューマノイドロボットの発表も相次いだ。本稿では、2025年の半導体業界を振り返ってみたい。
電子機器設計/組み込み開発メルマガ 編集後記:
窒化ガリウム(GaN)パワーデバイス市場の成長が一気に加速する可能性があります。
米州は59.6%増:
米国半導体工業会によると、2025年10月の世界半導体売上高は前年同月比27.2%増の727億米ドルになった。地域別では日本は前月比では0.6%増だったものの、前年同月比では10.0%減と5カ月連続でマイナス成長になった。
200mm GaN on Siプロセス:
onsemiが中国InnoscienceとGaNパワーデバイスでの協業に関する覚書(MOU)を締結した。InnoscienceのGaNウエハーおよび製造能力とonsemiのシステム統合、ドライバーおよびパッケージ技術を組み合わせ、40〜200VのGaNパワーデバイスの市場展開加速を狙う。onsemiは2026年上期に、協業による製品のサンプル出荷開始を予定している。
前期比でも2%増:
SEMIによると、2025年第3四半期(7〜9月)の半導体製造装置(新品)の世界総販売額は前年同期比11%増の336億6000万米ドルで、第3四半期として過去最高を更新したという。
プロセスロス低減や歩留まり向上に:
浜松ホトニクスが最大300mmウエハーの全面膜厚を5秒で一括測定できる膜厚計を新開発した。従来の課題を解決する新手法を採用したもので、半導体製造の生産性向上を実現できるとしている。
メモリとロジックの高成長続く:
世界半導体市場統計(WSTS)の2025年秋季半導体市場予測によると、同年の世界半導体市場は前年比22.5%増の7722億4300万米ドルに成長する見通しだ。引き続きAIデーターセンサー投資がけん引役となり、特にメモリやロジックが高成長することが見込まれている。
全工程に対応する技術を:
ニデックの子会社ニデックアドバンステクノロジーが、中国のAI新興Shanghai Gantu Network Technologyと半導体シリコンウエハー向けAI検査/計測ソリューションに関する戦略的提携契約を締結した。
AI技術内蔵で4倍ズームも高精細:
ソニーセミコンダクタソリューションズが、1/1.12型の有効約2億画素モバイル用イメージセンサーを開発した。高解像度と高感度を両立する「Quad-Quad Bayer Coding(QQBC)配列」を採用するとともに、AI技術を活用した画像処理回路を新開発し、センサー内に実装した。
両者の強み結集で開発を加速:
TDKが、日本化学工業とMLCC向けセラミックなどの電子部品材料および製造プロセスを開発する合弁会社の設立について検討を開始すると発表した。
総額65億米ドルで:
ソフトバンクグループが、Armベースのサーバ向け半導体設計を手掛ける米国Ampere Computing Holdingsの買収を完了した。同じく子会社であるArmの設計力を補完し「Armベースのチップの開発およびテープアウトで実績を持つAmpereの専門知識を統合することが可能になる」としている。
装置国産化は30年に52%:
フランスの市場調査会社Yole Groupによると半導体の自国内製造能力を強化する中国は、最先端プロセスでは後れを取るものの、現在のペースなら2027〜2028年にも半導体製造面での自給自足を達成する見込みだという。
経産省が1000億円出資へ:
赤沢亮正経済産業大臣は2025年11月21日、政府がRapidusに対して1000億円を出資する考えを発表した。また、この日公開されたRapidusの実施計画では、同社が2031年度頃に株式上場を目指す方針などが明らかになった。
問題改善に一歩:
自動車業界に再び半導体不足の懸念を呼んだ「Nexperia問題」に進展があった。オランダ政府が同社を管理下に置く措置の停止を決定したのだ。ただし、Nexperia本社はこの決定を歓迎する一方で、対立状態にある中国法人との関係に「変化はない」と説明している。
調査は継続、今後修正の可能性も:
不適切会計の疑いで揺れているニデックが2025年度上期(2025年4〜9月)決算を発表した。売上高は前年同期比85億円増の1兆3023億円だった一方、営業利益は同994億円減の211億円となった。車載用製品事業で、顧客との契約の履行に伴って発生する可能性が高い損失に備えた引当金など計877億円の損失を計上したことが減益の主因だ。
中国の自国製シフトが業績に響く:
サンケン電気は、AIデータセンターの空調/液冷システムに向け、高耐圧の窒化ガリウム(GaN)および炭化ケイ素(SiC)パワー半導体搭載IPMの展開を計画している。2025年11月12日の決算説明会で、同社社長の高橋広氏が計画を語った。
26年に米国で生産開始:
GlobalFoundriesが、TSMCと650Vおよび80Vの窒化ガリウム(GaN)技術に関するライセンスの供与を受ける契約を締結した。GFは米国の工場に技術を導入。開発は2026年初頭に開始し、同年後半には生産を開始する予定だ。
サファイア基板&PSJ技術:
サンケン電気がGaNパワーデバイス市場への本格参入を狙っている。競争も激化しているが、高耐圧かつ低コストを実現する独自技術の横型GaNで差別化を図る他、2030年度には縦型GaNの量産も計画しているという。今回、同社幹部に詳細を聞いた。
「上積みの可能性も見極める」:
ソニーグループのイメージング&センシングソリューション(I&SS)分野の2025年度第2四半期(2025年7〜9月)売上高は前年同期比15%増の6146億円、営業利益は同50%増の1383億円でそれぞれ四半期実績として過去最高を更新した。モバイル向けおよびデジタルカメラ向けイメージセンサーの増収が主な要因だ。
韓国で27年以降に量産開始:
Samsung Electronics子会社Samsung Electro-Mechanicsと住友化学グループが、次世代パッケージ基板の鍵となる素材「ガラスコア」を製造する合弁会社(JV)設立に向けた覚書(MOU)を締結した。合弁会社は韓国に設置され、量産は2027年以降に開始される予定だ。
26〜28年度の中計を発表:
ロームは2026年度から2028年度までの3カ年の中期経営計画を発表した。SiC事業については「2028年度に黒字化達成を確信している」と強調した。【訂正あり】