ストレージコスト見直しの動き【第4回】
クラウドサービスからオンプレミスシステムにデータを戻す作業には手間もコストもかかる。企業にとって決して容易な決断ではないが、実行した企業はある。幾つかの例を紹介しよう。
ストレージコスト見直しの動き【第3回】
クラウドサービスのコスト増大といった理由から、企業は改めてオンプレミスに目を向けている。しかし「オンプレミス回帰」は手間もコストもかかり、容易ではない。企業はどのような決断を下しているのか。
ストレージコスト見直しの動き【第2回】
ユーザー企業の一部は、クラウドサービス利用の“費用対効果”を疑問視し、オンプレミスへの回帰を選んでいる。ユーザー企業がそうした決断を下す背景には、どのような問題があるのか。2つの事例を紹介する。
ストレージコスト見直しの動き【第1回】
クラウドサービスの価格上昇が続く中で、企業はデータの保存先を見直し始めた。クラウドストレージを使用してきた企業の判断は、価格上昇を受けてどのように変化しているのか。
記録媒体はDNA、いつまでも使えるストレージ【後編】
次世代の有望なストレージと目される「DNAストレージ」。さまざまな企業がその開発に関わる中、米国のIridiaはDNAストレージサービスの提供開始を計画している。HDDやテープとの共通点、異なる点とは。
記録媒体はDNA、いつまでも使えるストレージ【中編】
大量データを保存するために使われてきたのは「HDD」や「テープ」だ。その選択肢に、次世代ストレージの一つとして注目を集める「DNAストレージ」が加わる可能性がある。既存ストレージを代替するのか。
記録媒体はDNA、いつまでも使えるストレージ【前編】
SSDやHDD、テープといった既存のストレージ技術では、データを保管し切れなくなる日が近づいている。革新的なストレージとして期待を集め、実用化が近づいているのがDNAストレージだ。その桁外れな能力に迫る。
老舗HDDベンダーの思惑【後編】
キオクシアとの経営統合の可能性があると見られていた中、HDDとSSDの事業を分離する方針を明らかにしたWestern Digital。HDDとSSDのある特性から、分離は間違いではないという見方が出てる。背景にある違いとは。
老舗HDDベンダーの思惑【前編】
HDDとNAND型フラッシュメモリの事業を分社化する方針を明らかにしたストレージベンダーWestern Digitalに、立ち消えになっていた“キオクシアとの統合”の話が再浮上した。状況を整理しておこう。
停滞するストレージの技術進化【後編】
ハードウェア面におけるストレージの技術進化が停滞する中でも、専門家は既存技術の改善にも目を向けるべきだと指摘する。例えば「NVMe」に関する問題がある。
停滞するストレージの技術進化【中編】
ストレージの技術進化が停滞している。これはストレージベンダーの研究開発への投資が消極的になったことに加えて、技術進化が限界に達しつつあることに関係している可能性がある。
停滞するストレージの技術進化【前編】
2023年のストレージ市場では、ソフトウェアの開発は進んだものの、ハードウェアの技術開発は鈍化傾向にあった。ハードウェア面でストレージの革新的な新技術が登場しなかったのはなぜなのか。
Micron「メインストリームSSD」の真価【後編】
SSD市場が低迷し、ベンダー各社の業績を直撃する中でも、ベンダーは新製品開発の手を緩めていない。Micronが新たに提供するSSDを踏まえて、今後の市況を考えてみよう。
Micron「メインストリームSSD」の真価【中編】
価格を重視した結果、SSDではなくHDDを選択するケースは少なくない。そうした選択に影響を与える存在として、アナリストはMicronが新たに提供するSSDで、200層超えNAND型フラッシュメモリを搭載したモデルに注目する。
Micron「メインストリームSSD」の真価【前編】
Micron Technologyが発表した新SSDは、200層以上に積層したNAND型フラッシュメモリを搭載したメインストリーム向けのSSDだ。このSSDには、SSD市場の“ある動向”を反映した興味深い進化が見られた。
テープ市場の共存と競争【後編】
法人向けのテープストレージの規格としては、「LTO」(リニアテープオープン)と「IBM 3592」の2種類がある。テープ製品のベンダーが限られる中で、今後の供給体制を不安視する見方がある。
テープ市場の共存と競争【前編】
企業の保管データ量が増える傾向にある中で、あらためて注目を集めたのがテープだ。IBMが発表した新テープシステムは、「LTO」の最新世代より容量が多くなり、テープの進化を再び印象付ける形になった。
SSDとフラッシュメモリの進化【後編】
大量生産が実現するまでには至っていないが、「CXL」を採用したメモリモジュールが登場している。「PCIe 5.0」やCXLといったストレージやメモリ分野の新技術は市場に浸透するのか。
SSDとフラッシュメモリの進化【前編】
2023年8月の「Flash Memory Summit」で、さまざまなストレージベンダーが新世代の技術を採用したSSDを紹介した。企業がこれらの革新的な技術を最大限に享受するには、時間が必要だという見方がある。なぜなのか。
「テープ」が脇役のストレージから主役へ?【後編】
今後登場する新世代で、飛躍的な容量増加を遂げる見込みの「テープ」。これまでの中心だったバックアップや長期保存に加えて、新たな活用法が考えられるという。どのようなものなのか。
「テープ」が脇役のストレージから主役へ?【中編】
企業が新たなデータを保管し続ける中で、独自の立ち位置を築いてきたストレージが「テープ」だ。専門家によれば、テープの代替になり得るストレージは、現状では見当たらない。テープ独自の利点とは。
「テープ」が脇役のストレージから主役へ?【前編】
企業が使うストレージの一種「テープ」が、右肩上がりの出荷容量を維持していることが分かった。SSDやHDDなどのストレージも使われる中で、なぜテープが人気を呼ぶのか。
新たなSSDの道を開拓?【後編】
SSDの種類が多彩になり、SSDの用途を一言で語ることはできなくなった。「SLC」や「QLC」といった記録方式の違いを踏まえつつ、Micronが発表した新SSDで用途を考えてみよう。
新たなSSDの道を開拓?【中編】
SSDでより多くのデータを保管しやすくする技術として、企業は「QLC」に関心を寄せている。Micronが新たに発表したSSDは、QLCではなく「TLC」だが、同等の利点が見込めるという。それはなぜなのか。
新たなSSDの道を開拓?【前編】
Micron Technologyは、データセンター向けのSSDとして2つの新たなラインアップを用意した。SSDとNAND型フラッシュメモリの市場が低迷する中、同社の新SSDにはどのような意図があるのか。
データが増えて出てきた新単位【後編】
「SI接頭語」が新たに定められ、ヨタバイト(YB)よりさらに大きいデータ量を簡単に言い表せるようになった。だがこうした単位は、企業が直面するデータ保管の課題を解決するわけではない。業界関係者の見方は。
データが増えて出てきた新単位【前編】
膨大な量のデータを管理するためには、データ量を把握するための基準が必要だ。「ゼタ」や「ヨタ」の先にある新しいSI接頭語と共に、データ量の未来を考えてみよう。
ストレージの覇権を占うSSDとは【後編】
データ読み書きのパフォーマンスだけではなく、容量面でも存在感を大きくしているSSD。企業にとってより高密度にデータを保管できることは利点だが、その弱みもあることは知っておく必要がある。
ストレージの覇権を占うSSDとは【中編】
SSDの大容量化が一段と進むことで、「大容量と安さで見るならHDD」という基準は必ずしも適当ではなくなる可能性が出てきた。ストレージ市場に変化をもたらす超大容量SSDとは。
ストレージの覇権を占うSSDとは【前編】
SSDの容量が突如として超大容量化したら、ストレージの市場に与える影響は極めて大きくなる。そうした事態が将来に起きることは見込まれていたが、それがすぐ間近に迫っている状況が分かった。何が起きるのか。
東芝買収劇とストレージ市場への波紋【後編】
買収提案を受け入れることにした東芝と、HDD市場で目立っている販売不振。ストレージ分野においてこの2つは切り離せない問題だ。東芝のHDD事業はどうなるのか。
東芝買収劇とストレージ市場への波紋【中編】
投資ファンドによる東芝の買収は、ストレージ分野にも何らかの影響を与える可能性がある。東芝が出資するキオクシアのSSD事業も関連する話題だ。この先を考える。
東芝買収劇とストレージ市場への波紋【前編】
投資ファンドによる買収提案を受け入れることにした東芝。今後の関心は同社の再建が進むのかどうかと、ストレージ分野にどのような影響があるのかだ。
ストレージ市場“激変”の末路【第5回】
「SSD」の売れない状況が判明し、汎用品が経済情勢に左右されやすい傾向が浮き彫りになった形だ。SSDが再び“爆売れ”する日は来るのか。
ストレージ市場“激変”の末路【第4回】
「SSD」の需要の浮き沈みはいつでも発生し得るトレンドだが、2022年以降のストレージ市場では、通常のサイクルに大きな乱れが生じた。どのような状況にあるのか。
ストレージ市場“激変”の末路【第3回】
SSDやNAND型フラッシュメモリの市場において、2022年後半以降にベンダーの業績は軒並み悪化した。人員削減や合併の話もある。一時好調だった市場は、どうなってしまったのか。
ストレージ市場“激変”の末路【第2回】
2022年後半から、SSD関連ベンダーの業績が急激に悪化し、SSDの市場に異変が生じている状況が明らかになった。何が理由でベンダー各社は悲惨な事態に陥ったのか。
ストレージ市場“激変”の末路【第1回】
SSD関連ベンダーの業績が、2022年後半に軒並み急落。好調だったと言える主要ベンダーはなく、大打撃はSSD市場全体に及んでいる。何が起きているのか。
また新しくなるHDD【後編】
1台のHDDでより多くのデータ量を保管できるようになるのはコストの点で利点が見込める。だが利点の裏には、何らかの懸念点が存在することもある。HDDベンダーが重視し始めたHDDの設計とは。
また新しくなるHDD【中編】
企業のデータ保管量が増大するのと同時に、HDDに求められるスペックが高まっている。Western DigitalのOptiNAND搭載のHDD新モデルには、需要に応じるための2つの重要な進化がある。それは何なのか。
また新しくなるHDD【前編】
内部の設計においてさまざまな進化が見られるHDD。今後は何が重要になるのか。Western Digitalがひっそりと情報を公開した「HDD新モデル」は、今後重要になり得る“ある技術”を搭載した。
転機を迎えるHDD【後編】
2022年にHDDベンダーの売上高が大幅減になり、HDDが売れない状況が明らかになった。だがHDDベンダーは状況をそれほど悲観しておらず、むしろ大容量HDDの開発を急ぎ出した。その意図とは。
転機を迎えるHDD【中編】
企業のデータ保管の主翼を担うHDDは、ITベンダーが大規模レイオフに乗り出すあおりで大打撃を受けている。だがHDDベンダーが開発の手を緩める気配はない。今後はどうなるのか。
転機を迎えるHDD【前編】
HDDの需要が今後は回復するとの見方がある一方、HDDベンダーの直近の売上高はひどい状況だ。パンデミックの余波があるとはいえ、楽観できる状況ではない。HDD市場はどうなっているのか。
Fungible買収でMicrosoftが狙うのは【後編】
Microsoftが買収したDPUベンダーFungibleは、業績が急速に悪化していた。ベンチャーキャピタルも期待していたFungibleが抱えていた課題とは。
Fungible買収でMicrosoftが狙うのは【前編】
MicrosoftはDPU開発会社Fungibleを傘下に収めた。クラウド業界ではDPUを巡って競争が激化している。Microsoftがこの買収に込めた狙いとは。
映画業界のファイル共有システム活用術【後編】
チームメンバーが異なる場所で別々に作業する場合に、重要になるのがファイル共有の仕組みだ。映画監督のダミアン・レベック氏が取り入れた仕組みとは。
映画業界のファイル共有システム活用術【中編】
チームメンバーが各所で別々に作業をすることは、パンデミックが発生して以降は一般的になった。さまざま人が映像編集に関わる映画製作は、どう変わったのか。
映画業界のファイル共有システム活用術【前編】
パンデミックが発生して以降、遠隔で共同作業をすることは珍しくなくなった。大容量のファイルを扱う必要のある映画業界は、どのような手法を取り入れたのか。
TLCの技術とSSDの今後【第4回】
保管すべきデータが増えるのに合わせて、どこまでもストレージの設置面積を増やせるとは限らない。SSDやNAND型フラッシュメモリの新しい技術は、この問題にどう向き合うのか。