携帯電話でメモを取る:3分LifeHacking
メモは一番取りやすいツールで取ればいい。裏紙でもお気に入りのノートでもいい。ただシチュエーションによっては、携帯電話が最適なメモツールとなり得る。
オンラインをベースに仕事をする上で、最も相性がいいツールは何か。常にネットに接続している、常に持ち歩いているという観点から見ると、実は携帯電話はオンラインでの活用法がいろいろとある。
オンラインメモなら携帯メール
アイデアを思いついたら、何かに書き留めることが重要。田口氏がアイデア+ツール=習慣だというように、自分に向いたツールを作っておくことが、アイデアの集積につながる。
1つ試してみる価値があるのが、携帯電話のメールにメモを入力して、自分宛に送るという方法だ。
携帯電話でメモを取る利点は、次のようなことが挙げられる。
- いつでもどこでもメモが取れる
意識して持ち歩かないと、メモを取りたいときに紙とペンがない場合がけっこうある。レストランで紙ナプキンにメモを取ったことのある人なら分かるだろう
- 立っていても片手でメモれる
電車の中など、左手でメモ帳を持って、右手で記入するのは難しいシチュエーションがある。
- データが最初からテキストファイル
取ったメモが読めない──という事態に遭遇したことのある人もいるだろうし、後で検索できない──という欠点も紙のメモは持っている
- バックアップが取れる
メモった紙をなくしてしまった──ということを避けられる。少なくとも携帯電話の送信ボックスと、自分のメールソフトにメモが保存されている
- メモした日付が記録される
デジタルメモのいいところは、それを書いた日時が自動的に記録されるところだ。
一方で、もちろん欠点もある。
- 入力しにくい
携帯のダイヤルキーで入力するのは簡単ではない。しかし、10代〜20代のように「紙に書くよりも速くて楽」という世代も存在する。また古い携帯を使っている人は、最新型に買い換えてみると、日本語入力環境の進化に驚くだろう。「W-ZERO3」のようなキーボード付きの携帯を使えば、かなり入力は楽になる
- 他人と共有しにくい
これは書き終わったメモを──という意味ではなく、複数人で議論しながらメモを書いていくのに向かないという意味。アイデアを書き留めるというよりも、ディスカッションツールという意味なので、こればかりは紙がお勧め。
携帯でメモ──のノウハウ
まずメモしたメールの送り先を決めておこう。アドレスは普段使っているメールアドレスでかまわない。そしてメールタイトルの頭に、【メモ】などの言葉を入力するのがコツだ。受信したメールソフト側では、この言葉で自動振り分けを行う。【メモ】といった言葉は、携帯側で辞書登録しておくと楽だ。
携帯電話からの投稿を受け付けているブログ(「はてなダイアリー」「livedoor Blog」など)を、送信先にするのもいいだろう。携帯からのメモは、あまり文章になっていないので「非公開」設定のほうがいいかもしれない。
メモは一度に書き終わるとは限らない。書きかけのメモは、携帯の送信ボックスに「保存」しておこう。電波が届かない場所で書いたメモも同様だ。書き終わったら、いざ送信を行う。
アイデアメモを習慣化できるかどうかは、“面倒くささ”をいかに排除できるかにかかっている。携帯のダイヤルキーが面倒くさいと思ったら、次の方法を試そう。
画像でメモしてしまう
携帯電話のカメラを使って写真でメモを取る。「デジタルワークスタイルの視点」で紹介したように(8月30日の記事参照)、付箋や裏紙にペンでメモを書いて、それを携帯のカメラで撮影する。
さらに、auなど携帯の種類によっては音声を録音してメールで送るという方法もある。
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