「アイデア募集」から生まれた“十字型&ノック式”の消しゴム:ギフト・ショー春2007
十字型で細かい文字を消せる、ノック式の消しゴム――「CROSNO」は、サンスター文具のアイデア募集企画から生まれた。
サンスター文具は毎年「6.1挑戦の日」と題して、広く一般を対象に新しい文具のアイデアを募集している。この企画から生まれた商品の1つが、十字型で細かい文字を消しやすい、ノック式消しゴムの「CROSNO」だ。
ペン型のCROSNOは両端に消しゴムが付いている。一方は細かい字を消すのに適した十字型で、反対側のキャップをカチカチとノックすることで押し出せる。もう一方は広い範囲を消すのに適した丸型で、こちらは押し出す必要のない、そのまま使えるタイプだ。
カラーはクールブラック、ピンク、ブルー、ライトグリーンの4色を揃え、価格は189円。消しゴムの詰め替えも可能で、詰め替え用は十字型になっている長い消しゴムが2本入りで105円、丸く短い消しゴムが3本入りで52円。
サンスター文具は、創業者である小林三造氏の命日が6月1日であることにちなみ、毎年「6.1挑戦の日」を開催している。「新しいもの作り」を大事にしていた小林氏の精神を引き継ぐことが目的だ。「CROSNO」は2004年に行われた第9回の受賞作で、同じ第9回で「見出し付Wクリップ」も受賞し、商品になった。
2007年の第12回6.1挑戦の日には、3月31日まで応募を受け付けている。一般の部と子供の部に分かれており、大賞の賞金はそれぞれ現金100万円と文具券10万円。「こんな文具があったらいいのに」というアイデアを持っているなら、同社のWebサイトから応募用紙をプリントアウトし、応募してみるのもいいだろう。受賞者の発表は5月中旬、表彰式は6月1日に行われる。
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