“議事録ドリブン”会議支援ツール、サルガッソーXMが製品化
会議を“共同で議事録を作成する行為”と捉え、効率化するためのWebアプリケーション「Sargasso XM」が製品化。1人あたり月額600円程度のコストで、会議時間を3割削減できるとうたう。
サルガッソーは2月27日、同社が提唱する会議術「議事録ドリブン」を実践するためのWebアプリケーション「Sargasso XM」を製品化し販売を開始した。
議事録ドリブンとは、会議を“共同で議事録を作成する行為”と捉え、ディスプレイやプロジェクターを使って参加者が画面を見ながら議論し、議事録を作っていくことで会議を効率化するという手法(Biz.ID連載記事参照)。Sargasso XMには、議事録ドリブンに必要な議事録作成ツールや、連動するスケジュール機能、ToDo機能などが含まれている。
2006年末にβ版として無償公開しており、既に1500名以上が利用しているという。「アンケートによると、開発会議やマーケティング、企画会議に多く利用されている。ある会計事務所では、顧客企業とのミーティング管理に活用しており、議事録を作成しToDoを管理していく作業が非常に効率化されたと話している」(同社の鈴木健社長)
同社では、Sargasso XMを活用することで、会議時間を3割削減できると試算している。1つは、議事録作成を実際の会議前から始められることで実時間を削減でき、2つ目に参加者全員が議事録作成に集中することが会議の短縮につながると見込む。ホワイトカラーが会議に費やす時間は非常に長い。仮に年収1000万円のホワイトカラーが25%の時間を会議に使っていると仮定すると、会議時間を3割削減することで月間6万円の経費削減効果が見込めると、鈴木氏は説明する。
Sargasso XM製品版はASPサービスとして提供され、Internet Explorer6以上で利用できる。価格は1ユーザーあたり、初年度が1万7850円、2年目以降が7560円。無償の試用版との違いは、30日間に利用が制限されていた議事録機能が無制限に利用できること。および利用できるデータ量が1ユーザーあたり100Mバイトに拡張されていること。
また同社では、今後、ToDo機能を単体の無料サービスとして独立させリリースする予定だ。
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