先日、駅のホームで、男子高校生がケータイを片手に髪の寝グセを直しているところを目撃した。最初はケータイの画面に反射させて鏡代わりにしているのかと思ったが、よく見ると違う。彼はケータイカメラの「自分撮り」機能を使って、自分自身を撮影して鏡代わりにしていたのだ。ケータイの自分撮り機能をうまく活用したこの方法、ひょっとすると彼ら高校生ワールドでは当たり前の使い方なのかもしれないが、筆者個人としては目からウロコだった。
さて、よく考えてみると、この手法はケータイに限らず、PCでも同じことができる。つまり、Webチャットなどで広く普及しているUSB接続のWebカメラを使って自分撮りをし、PCの画面に表示させれば、鏡の代用になるというわけだ。オフィスなどで、来客の前にネクタイの曲がりをチェックしたい場合や、寝グセを直したい場合などに、洗面所までわざわざ足を運ぶ必要がないというわけだ。
例えば、SkypeにはWebカメラの映像をプレビューする機能がある。この機能を使えば、自分の姿をかんたんに画面に表示できる。さすがにSXGAとかUXGAといった大画面で表示するのはいかがなものかと思うが、Skypeのプレビュー画面であれば、常識的な(?)サイズにとどめてくれるので安心だ。ちょっとした場合の身だしなみチェックに有効である。
余談だが、鏡と比べた場合のメリットは、左右が反転した状態ではなく、通常と同じ状態で表示されることだ。よく、鏡の上ではきちんとバランスが取れているのに、写真などに写った自分を見ると、どこか左右がアンバランスに見えることがある。Webカメラを使ってプレビューすれば、こうしたこともない。これも隠れたメリットかもしれない。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
---|---|---|
NET COWBOY(DC-NCR130) | ハンファ・ジャパン | 4980円 |
関連記事
- LifeHack(ライフハック)
- コミュニケーションを倍速化するSkypeチャット活用法
無料電話で有名なSkypeですが、強力なチャット機能も搭載しています。連載「デジタルワークスタイルの視点」お勧めのSkype活用法をご紹介しましょう。 - インスタントメッセンジャーがコミュニケーションに“効く”3つの理由
複数の人間が関わるプロジェクトで、最も重要なのはやはりグループ内のコミュニケーション。メールを活用する事例は多いのですが、もっと“効く”のはインスタントメッセンジャーなのです。 - 町役場で使うSkype――「チャットはメールより使いやすい」
沖縄県北谷町は町営施設のPC53台にSkypeを導入し、通話やチャット、ファイル転送に使っている。ITリテラシーの高くない利用者からは「メールよりSkypeチャットの方が使いやすい」という声も聞かれるという。実現までの道のりを同町の情報政策課が説明した。 - 「SkypeからPayPalで送金」が可能に――Skype 3.2がβ公開
Skypeが、「Skype 3.2 beta for Windows」の提供を開始した。コンタクトリストから相手を選び、PayPalを使って送金する機能などが加わった。 - インスタントメッセンジャーって一度に何文字送れるの?
文章をコピーして、インスタントメッセンジャーで送信するとき、送信メッセージが途切れてしまうことはないだろうか。いったい何文字まで送れるのか、実験してみた。 - 「コミュニケーションからコミュニティへ」Skype 3.1リリース
Windows版Skype 3.1の正式版が発表された。ユーザーが作る電話帳「Skype Find」とユーザーが電話をかけてきた相手から料金を徴収できる「Skype Prime」の2つが新たに追加されている。 - Skypeで特定の言葉だけを受信する“隠しコマンド”
Skypeのグループチャットは情報共有するのに便利だが、ついつい雑談もしてしまう。大事なメッセージだけを受信したい――。そんな隠しコマンドをご紹介しよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.