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GTDに使えるデジタルツール〜check*pad+R*PADGTD実践ツールガイド(2/2 ページ)

“うまく行く考え方”であってツールは何でもよい──というのがGTDの基本概念だが、自分なりのツールを見つけるまで、GTDの考え方に沿ったサービスを使ってみるのもいい。GTD実践に向けた、ツールの使い方ガイド。

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「忘れちゃだめだ……」を忘れるためのリマインダー、R*PAD

 携帯だけで使えるウルトラシンプルなリマインダーがR*PADである。登録もreg@rpad.jpに空メールするだけである。リマインダーの設定もメールの件名に「日付 項目」と記述するだけで設定が完了する。


R*PADでは「日付 項目」をメールするだけでリマインダーが設定される

 check*pad同様、できるだけ入力項目を減らすための工夫もしている。したがって設定できるのは1年以内の特定日付のみである。数年あとの項目や、時間指定などは敢えてできないようになっている。

 人によってはそうした項目も必要かもしれないが、ここでも「最速でリマインダーを設定する」ことを目指している。

 一般的に数年先の予定は非常に流動的である。数年後にやりたいことは、GTDでいうところの「いつかやりたいことリスト」に入れておき、定期的に見直せばよいと考えている。そして1年以内に実行できるときになったら、改めてリマインダーを設定するとよいだろう。

 また特定の時間にリマインダーをセットしたい人もいるだろうが、敢えてR*PADでは個々のリマインダーに配信時間を設定できないようにしている。

繰り返しの設定は毎回手動で行うため、リマインダーだらけを防ぐことができる

 R*PADで設定するのは日々のタスクといった超短期的な項目ではなくて、2、3日後から数週間後、数カ月後のリマインダーの設定である。超短期的な項目は日々のリストやカレンダーで管理すべきと考えているからだ。R*PADでざっくりと日付だけ設定しておき、そのリマインダーが来たら日々のタスクに入れ込む──、といった使い方がよいだろう。

 またR*PADでは、配信されたリマインダーを繰り返し配信するかどうかの設定を行うことができる。「明日もリマインドする」「来週の同じ曜日にリマインドする」といった項目から選択可能だ。

 ただし、この繰り返し設定は毎回手動で行う必要がある。これは自動で簡単に繰り返し設定ができるようにするとリマインダーだらけになってしまい、どれが大事なリマインダーだったのか分からなくなってしまうからだ。それよりも自分で毎回「これはまたリマインドすべきか?」を一瞬でも考えて設定できるようにしている。


 以上、GTDを実践する上でcheck*padとR*PADをどのように使うべきかを参考までに紹介した。ただ、GTDは「“うまく行く考え方”であってツールは何でもよい」という特徴がある。上記の使い方に限らず、個々人のライフスタイルに合わせて自分の生活にしっくりくるように調整していくのがよいだろう。

 またcheck*padとR*PADではうまくいかない、という人もいるだろう。紙とペンが馴染む人や、もっと高機能なツールを好む人もいるはずである。そうしたGTDに使えるツールは今後もBiz.IDで紹介していきたい。

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