ペアを組んで得られた新たな発見とは?【問題編】:シゴトハック研究所
さっそくペアスケジューリングを実践してみたタカフミ君とカホコさん(6月15日の記事参照)。今までベールに包まれていたお互いのスケジュールを見せ合うことで新たな発見もあったようです。
カホコさん ペアスケジューリングやってみました。こうして見せ合うというのは不思議な感じです。今まで、スケジュールというのは自分だけのものだと思っていましたから。
ノリオ課長 まぁ、普通はそうだよね。細かい予定までいちいち報告されても、上司としてはすべてに目を通せるものではないし。
タカフミ君 でも、ペアのパートナーであれば、細かいところまで見ていることによって、ツッコミの余地が生まれるわけですね。
カホコさん 確かに自分だけしか見ないのであれば、「何とかなるかな」って思っちゃいますよね。
タカフミ君 見ている人がいるとなれば、自然と「これじゃ、いけない」っていうブレーキがかかるんですよね。
ノリオ課長 そうそう。
タカフミ君 面白いのは、自分では無茶をするくせに、人が同じように無茶なスケジュールを立てているのを見ると、ほうっておけないところですね。
カホコさん ホントですよね。最初にタカフミさんのスケジュールを見たときは引きましたよ。
タカフミ君 いやぁ、それほどでも……。
カホコさん そこ、照れるところじゃないですから!
タカフミ君 そういうカホコさんのスケジュールだって、けっこうタイトだと思うんだけど。
カホコさん でも、ちゃんと定時に帰る前提で組んでますよ。まぁ、なかなか定時には帰れてませんけど。
タカフミ君 うーん、そうなると僕の場合は、残業しないと終わらないスケジュールになってるなぁ。
ノリオ課長 なるほど、そういうことに気づけたということは、ペアスケジューリングがうまくいっている証拠だね。そうしたら、次の課題はペアミーティングだ。
タカフミ君 そうそう、ミーティングの進め方がいまいちよく分からないんですよ。
ノリオ課長 まぁ、これといって明確ルールのようなものはないんだけど、心がけておいた方がいいことはあるかな。
カホコさん 相手の無茶なスケジュールを見逃さないことですか?
ノリオ課長 うん、それもあるんだけど、もうちょっと前向きなものなんだ。ペアならではの効用と言えるかもしれない。
筆者:大橋悦夫
仕事を楽しくする研究日誌「シゴタノ!」管理人。日々の仕事を楽しくするためのヒントやアイデアを毎日紹介するほか「言葉にこだわるエンジニア」をモットーに、Webサイト構築・運営、システム企画・開発、各種執筆・セミナーなど幅広く活動中。近著に『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』『「手帳ブログ」のススメ』がある。
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