沖データ、世界最小クラスのA4モノクロプリンタ──印刷速度を高速化、毎分20枚:仕事耕具
沖データは、設置床面積で世界最小クラスのA4モノクロLEDプリンタ「B2200n」を発表した。価格は4万1790円。7月中旬から出荷し、順次店頭にも並ぶ予定だ。
沖データは7月9日、設置床面積で世界最小クラスのA4モノクロLEDプリンタ「B2200n」の受注を開始した。価格は4万1790円。7月中旬から出荷し、順次店頭にも並ぶ予定だ。
B2200nは、2000年に発売したプリンタ「MICROLINE 8wシリーズ」の後継機種で、大きさは321×204×181ミリ(幅×奥行き×高さ)。設置床面積はほぼA4用紙と同等で、沖データによれば世界最小だという。重さは約4.8キログラムとなっている。
従来は毎分8枚だった印刷速度を毎分20枚に高速化。時間がかかる最初のプリントアウト(ファーストプリント)の速度も5秒以下に抑えた。解像度は最高1200×600dpi。100BASE-TX/10BASE-Tに対応したEthernetポートを搭載し、ネットワークプリントにも対応した。
給紙要領は150枚。ISO/IEC19752標準データをA4片面、一度に3枚ずつ印刷した場合のランニングコストは、1枚あたり約3.8円だという。このほかRoHS指令など環境基準にも適合している。
沖データによると、国内A4モノクロプリンタのシェアは2006年の実績で3.7%程度。B2200nの発売で4.4%のシェア獲得を目指す。また、国内だけでなく小型モノクロページプリンタの需要が大きいBRICs地域や世界のSMB市場向けに順次販売を開始していく予定だ。
このほか、A4カラー複合機「C3530MFP」も発表。こちらは8月下旬から出荷する。価格は17万6400円。C3530MFPではスキャンデータをメールやFTP、USBメモリなどに直接送信できる「スキャンTo」機能を搭載した。セキュリティ機能も強化し、ユーザーやグループごとにIDを登録し、IDごとに利用できる機能の制限もできるようになっている。
関連記事
- デスクサイドで使える省スペース型ネットワークスキャナ「ScanFront 220P」――キヤノン
キヤノンマーケティングジャパンは、オフィス利用向けの省スペース型ネットワークスキャナ「ScanFront 220P」を発売する。 - 「ScanSnap」に最新モデル、WordやExcelへ変換可能に
ドキュメントスキャナ「ScanSnap」の新モデル「S510」が2月10日に登場する。PDFだけでなくWordやExcelファイルへの変換も可能になったほか、「Adobe Acrobat 8 Standard」も同梱する。 - 情報漏えいの半分は紙から――セキュリティ機能を強化したプリンタ「C8800dn」
沖データはセキュリティ機能を強化したA3カラーLEDプリンタ「C8800dn」を発売する。情報漏えい対策として、セキュリティ機能を強化した。 - 小さくて静か――15万円を切る富士ゼロックスのA3カラーレーザープリンタ
体積比で従来モデルの46%の小型筐体を採用した富士ゼロックスのA3カラーレーザープリンタ「DocuPrint C3050」。ファンレス構造で待機時の騒音を無音化することも成功した。15万円を切る低価格も魅力だ。 - キーボード付き写真プリンタ「プリン写ル」
カシオ計算機は、キーボードを備え、はがきの宛名などをパソコンを使わずに印刷できるデジタル写真プリンタ「プリン写ル」(プリンシャル)の新製品を8月25日から発売する。 - プリントの無駄をなくすTips
ブラウザのツールバーに印刷プレビューボタンを置いておくだけでも、用紙は節約できる。N-Upを簡単に実現するソフトも紹介(Lifehacker)
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.