はたして片付けられるようになったのか──IT記者、その後:乱雑デスクのビフォーアフター
4月に机の上を整理した本誌記者。真価が問われるのは“その後”である。はたしてキレイに維持できているのであろうか。矢次さんの採点はいかに──。
4月に机の上を整理した本誌編集部の鷹木記者(4月23日の記事参照)。真価が問われるのは、その後の“運用”である。あのキレイさが維持できているのであろうか。矢次さんに写真を送ってみた。
「以前に比べれば、随分と片付いている印象です。デルの液晶ディスプレイのおかげで、何となく机の上に作業スペースと仕掛かり仕事の保管スペースで仕切りができているようにも見えます」(矢次さん)
ちょっと辛めですが、70点
採点すると何点ぐらいですか? 「ちょっと辛めですが、70点」。思ったより高得点(苦笑)ですが、マイナスポイントもありますね。「マイナス30点の理由は5つです」
- 仕掛かり仕事の保管スペースに、当日置いたものではないようなモノがありそう。仕掛かり仕事は当日分だけを置くようにしましょう。
- パーティション上に誰のものか判定が微妙なモノ(編集部注:茶色いモノサシ)がある。
- 電話の奥にガムテープなど、現在の仕事に関連のないものがある。
- 荷札は用事が終わったら、パーティションに貼り付けずに捨てること。返送が必要なら、先に伝票を作り、返送するものと一緒に保管しておくとスッキリします。
- 液晶ディスプレイとカレンダーの位置は、ここでなければいけないとは思えません。机の上を広く使えるような場所に設置するといいでしょう。
机の上、どうするのがいい?
「机の上は通常、左から入って右から出て行く処理だとスムースに業務が流れるようです。その時処理するものだけを机に置き、そのほかは置かないようにしてはいかがでしょうか」。特に鷹木の場合は、サンプルなどのブツが多いので案件ごとにボックスやホルダーで分けるといいみたい。使わないときはコンパクトに片付けられる折りたたみ式のボックスファイルやコンテナがオススメだそうです。
「もしくは、割り切ってモノを置くスペースを作ってしまうのもアリです。しっかり境界線が分かるように色のついたシートを敷くなどすると、見た目的にもスッキリするかもしれません。ですがこの場合も、案件ごとに区切りが分かるボックスが必要だと思います」
このほか、机の引き出しについても指摘してもらった。「できればですが、机の上にある仕掛かり仕事の書類などを引き出しに収納できれば、机の上はもっとキレイになります」。引き出しはトレイや小箱で仕切って、取り出しやすくするといいだろう。ただ、「あまり欲張らずに」とも。「継続できるよう、日次、週次、月次で見直す癖がつけばいいと思います」
片付けられない方、募集します!
今日から始まった新連載「乱雑デスクのビフォーアフター」では、整理整頓が苦手な方を募集しています。場合によっては、“ファイリングの達人”であるキングジムの矢次信一郎さんがコンサルティングいたします。
なお、コンサルティングの様子はBiz.IDにて掲載させていただきますので、ご了承下さい。写真や動画を撮影させていただく場合がございます。ご希望の方は、以下のフォームで必要事項をお送り下さい。
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