キヤノン、“マッハスキャニング”のドキュメントスキャナ「DR-2510C」:仕事耕具
キヤノンマーケティングジャパンは、ドキュメントスキャナ「imageFORMULA DR-2510C」を発売した。A4サイズの両面カラー・モノクロ原稿を毎分25枚で読み取りという、クラス最速の読み取り性能が最大の特徴だ。
キヤノンマーケティングジャパンは11月6日、ドキュメントスキャナ「imageFORMULA DR-2510C」を発売した。価格はオープンプライスだが、店頭価格は4万9800円程度。
imageFORMULA DR-2510Cは、2006年12月に発売した「DR-2050CII」の後継にあたるドキュメントスキャナ。A4サイズの両面カラー・モノクロ原稿を毎分25枚(200dpi/300dpi時)で読み取り可能な、クラス最速の“マッハスキャニング”が最大の特徴だ。
ボディには、よく利用する業務を登録できる「ジョブボタン」を搭載。読み込んだデータを指定のフォルダに保存したり、メールに添付するといったスキャン業務をワンタッチで行える。TWAIN/ISIS(Image and Scanner Interface Specification)対応ドライバを搭載しているため、Twain対応のアプリケーションと連動することも可能だ。
50枚までの原稿をセットできるほか、普通紙から薄紙、厚紙、プラスチックカードの読み取りも可能。2枚重ねの原稿を検知して、読み取りを中止できる「超音波重送検知機構」も採用した。このほか、用紙サイズ自動検知や斜行補正、白紙スキップといった画像処理に加え、原稿がカラーか白黒かを自動的に検知して、フルカラーで読み取るか、モノクロで読み取るか判別する機能も搭載している。
本体サイズは298×160×160ミリ(幅×奥行き×高さ)。重さは2.4キログラム。インタフェースはUSB2.0。読み取りセンサーはCMOS CISで、光学解像度は最大600dpi。「Capture Perfect 3.0」「Adobe Acrobat 8 Standard」「やさしく名刺ファイリング」「e.Typist」「PaperPort SE」などのユーティリティーを同梱する。
キヤノンでは「内部統制などの要因により、紙文書のファイリングや文書情報の共有化のニーズが高まっている」とコメント。新ブランド「imageFORMULA」を冠したDR-2510Cで、急速に広がるドキュメントスキャナ市場のシェア奪回を図る。
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