今日のやる気を未来に“繰り越す”には?【問題編】:シゴトハック研究所
「キリが悪い──」。せっかく取りかかれた仕事なので、終わりまでやってしまおう! と思ったことはありませんか。「やる気」の予見ができれば、こうしたこともコントロールできるのですが……。
定時をとっくに過ぎた夜のIT商事。そんな中、仕事のキリがなかなかつかずに残業を余儀なくされているタカフミ君。キリが悪いということに加えて、別の理由もあるようです。
タカフミ君 うーん、もうちょっとやっておこうかな。でもなぁ……。
マサヨシ課長 タカフミ君、まだ帰らないのかね?
タカフミ君 あ、はい。ちょっと厄介な仕事に取りかかっちゃったので。
マサヨシ課長 キリが悪いのかね?
タカフミ君 えぇ、そうなんです。このまま帰ると、明日に続きをする時に今の作業状況を思い出さないといけなくなるので、時間が余計にかかっちゃうんです。
マサヨシ課長 ウム。まぁ、それもそうだが、夜は頭が疲れているだろうから、かえって効率が悪くなるということもあるぞ。
タカフミ君 ハイ。おっしゃる通りです。実は、イマイチはかどってないんです。
マサヨシ課長 じゃぁ、今日はこのへんで切り上げたらどうかね?
タカフミ君 何というか、今やっている仕事って、ずーっと先送りにしてきた仕事なんです。それが今日はなぜか取りかかることができたので、このテンションのままやってしまいたいんです。
マサヨシ課長 つまり、後日に回すと、また同じように取りかかれるかどうかが不安ということかな?
タカフミ君 その通りです。
マサヨシ課長 なるほど。「やる気」のコントロールに問題があるというわけだな。
タカフミ君 必要な時に必要なだけ「やる気」が出せたらいいですね。
マサヨシ課長 さっきタカフミ君は、「今日はなぜか取りかかることができた」と言っていたね。これを前もって予測できたらどうだろう?
タカフミ君 あ、それは願ったりかなったりです! 自分のことなのに、その日になるまで読めないから厄介なわけで。
マサヨシ課長 よし、それを予測する方法を教えよう。
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