レビュー
第4回 最も重要な伝票入力を比較してみた:パソコン好きが青色申告を体験してみると?(2/6 ページ)
筆者のようなフリーランスでも、年間の伝票枚数は1000枚近い。青色申告ソフトを使う上で“伝票入力”が簡単かどうかは非常に重要な点だ。その点について、「やよいの青色申告」「みんなの青色申告」「やるぞ!青色申告2008」のそれぞれを見ていこう。
次なる難関、勘定科目
次に初心者が悩むのは勘定科目だろう。例えば本を買うと雑費という勘定科目に分類することになる。なぜ雑費なのかは気にしないことだ。仮に自分で書籍という勘定科目を作って分類しても、最終的な結果は同じとなる。経費も変わらなければ、課税所得も変わらない。当然、納める税金も変わらない。
家事関連費と事業経費を案分する勘定科目と、そうでない勘定科目が混ざると税額が異なってくるので注意が必要だが、そうでなければ適当な勘定科目に分類すれば問題はない。勘定科目に関してはあまり深く考える必要はない。
初期設定まで終わったので、今回は実際に伝票入力をしてみたい。たった1人のアイピーアールでも年間1000枚近く伝票入力がある。ここでの操作性は製品選びの際の最重要点といえるだろう。筆者自身が昨年「やよいの青色申告07」を使用しているので、多少製品に対する慣れの差はあると思うがご了承いただきたい。
関連記事
- 第1回 まずは税金ってナニ?
【短期集中連載】税金というナゾ。会社勤めの人でも覚えておくと損はない基礎的な知識を、筆者が独立するにあたり実際にいろいろやってみて知った中からお伝えしていこう。 - 第2回 儲けたら節税
前回は税金の仕組みの概略を説明した。でも税金で一番知りたいのは、どうやったら減らすことができるかだろう。フリーランスの人が“領収書”を気にする理由、教えます。 - 第3回 青色申告ソフトを実際に使ってみた
前回、前々回と税金とは何か、そして税金を節約するにはどうすればいいかを紹介した。ここからは、個人事業主の青色申告に欠かせない「青色申告ソフト」を実際に使ってみる。 - 「自分の名前で仕事する」ために本当に必要なこと──iPR奥川さん
長年の会社員時代から、“自分の名前で仕事をする”ことを実践。ケータイ番号の活用法から、受け取ったメールを転送して即レスを返す方法まで、自分の名前で仕事をするための工夫を編み出してきた。 - ビジネスパーソンの常識? 会計って知ってる?
- 電子申告をサポート──ビズソフト、会計ソフトや確定申告ソフトの2008年版発売
- 弥生、個人事業者向け会計ソフトの確定申告版を出荷
- 税制改正解説メールも付いてくる「やるぞ!確定・青色申告2007」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.