努力に見合う成果を上げ続けるためには?【問題編】:シゴトハック研究所
あなたは「あちら側」? それとも「こちら側」? 自分の中だけであっても、数値目標などをうまく立てることで、効率を上げることができます。そのヒントとは?
マサヨシ課長より「正解にたどり着く」のではなく「正解に近づくことに注力すべし」というアドバイスを受けたヒロシ主任(2月22日の記事参照)ですが、1つ気になる言葉がある様子。
ヒロシ主任 確かに今までは「正解」とか「ゴール」を意識しすぎていたなぁ、とあらためて思いましたね。
マサヨシ課長 まぁ、ありがちなことだからな。
ヒロシ主任 ところでですね、先日課長がおっしゃった「ダム」の例えが気になってるんです。
マサヨシ課長 ダム?
ヒロシ主任 えぇ、確か「ダムというのは貯めるだけでなく、必要なときに水門を開いて貯めたパワーを一気に解放する仕組みでもある」っておっしゃってましたよね。
マサヨシ課長 おお、そうだったな。
ヒロシ主任 もちろん、水の話ではないですよね?
タカフミ君 水みたいに貯められて、必要な時にドッと使えるような……。
ヒロシ主任 やる気ですか?
マサヨシ課長 ウム、近いな。だが違う。
タカフミ君 ストレス?
カホコさん ストレスをためて一気に爆発ですか? そういうことは私のいないときにお願いします。
マサヨシ課長 いやいや、もっとポジティブに考えてみよう。そもそも目的は何だったかな?
ヒロシ主任 えーと、スキルアップでしたね。だから目的は業務を効率よくこなすため。
タカフミ君 でも、「今やっている業務をもっと効率よくこなす」だけだと目的としては漠然としてますよね。もう少し具体的にしないと、効率が上がったのかどうかがよく分からないですね。
ヒロシ主任 やっぱり数値目標を立てたり、レビューしたりとかですか? そういうのは面倒だなぁ……。
マサヨシ課長 面倒に感じるということは、ヒロシ主任はまだ「こちら側」にいるということだな。
ヒロシ主任 「こちら側」ですか? ということは「あちら側」というのがあるんですか?
タカフミ君 えー、なんでもいいから僕も「あちら側」に連れて行ってください!
マサヨシ課長 ウム、実はダムというのはまさに「こちら側」と「あちら側」の境界に位置するものだ。詳しく説明しよう。
関連記事
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.