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成果を出し続ける仕組みを作るには?【問題編】シゴトハック研究所

「時間割」のように、効率的に仕事を進める仕組みを作るにはどうすればいいのでしょうか。新卒のころ、実は成績が悪かったマサヨシ課長の経験から探ってみましょう。

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    マンガ:ふじたきりん

 「時間割」に代表される仕事を効率よくこなす仕組みを作るにはどうすればいいのか? そのコツに迫ります。

タカフミ君 それにしても課長は「時間割」のほかにもいろいろとシゴトハックを研究されてますよね。

ヒロシ主任 若いころから研究熱心だったんですか?

マサヨシ課長 失礼な! 今も若いぞ。……まぁ、研究熱心だったかどうかはよく覚えていないが、こんな話がある。新卒でこの会社に入ったころの話だ。学生時代はけっこうまじめに勉強していたから自分の能力には自信があった。だが、会社に入ってみてその自信が打ち砕かれたんだ。

タカフミ君 何があったんですか?

マサヨシ課長 ウム、実は思うように成果を出せなかったのだ。配属されたのは営業部だったんだがアポすらまともに取れない日が続いた。

ヒロシ主任 へぇー、マサヨシ課長にもそんな時代があったんですか。

マサヨシ課長 同期の連中は次々と成果を上げているのに、私だけが取り残されていくようだった。

タカフミ君 ピンチですねー。

マサヨシ課長 いろいろと試行錯誤を重ねたみたが、なかなか結果が出ない。早朝出社して訪問リストを作ったり、終電ギリギリまでアポイントを取るためのトークスクリプトを考えたり。そんな中、当時尊敬していた先輩を間近に見ていてふと気づいたのだ。

ヒロシ主任 それはいったい?

マサヨシ課長 彼の営業成績は常にトップ。しかも、毎回2位から大きく引き離してのトップだ。その圧倒的な実績の陰には一体何があるのか、と思って日々観察していたんだ。その結果見えてきたのは、いかにラクをして成果を出し続けるか、という発想だ。

タカフミ君 へー、ラクしてもうける、ですか。

マサヨシ課長 いや、ちょっと語弊があったかな。要は、何度も繰り返したくなるような、あるいは何度も繰り返せるぐらいにシンプルで手間の少ない方法を追求するということだ。

ヒロシ主任 なるほど! いい方法でありながら、ラクに続けられることも重視するわけですね。

タカフミ君 でも、そんな方法をどうやって見つけるんですか?

マサヨシ課長 ウム、そこがキモだな。私が彼から学んだのは、誰かのいい方法をそのまままねしない、という姿勢だ。

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