連載
やらなきゃいけないことは「快」にする 習慣化の方法:先延ばし撃退Part2(4/4 ページ)
「先延ばししている仕事に取り組む」で、先延ばしにしている案件をこなすテクニックを紹介しましたが、今回は、実際の行動の部分を抽出。すぐに使える習慣化の方法を紹介します。
たいていは、結果を目指してがんばります。その途中は面白くないかもしれないけれど、結果という快を目指します。これがオペラント条件付けです。
それに対して、望ましい結果に向けて、行動そのものが快になってしまうのがレスポンデント条件付けです。レスポンデント条件付けのような状態にしたいわけです。
もう1つ例を挙げましょう。シェイプアップのために毎日腹筋をするとします。腹筋そのものはたいてい苦痛ですよね。そんなときどうするかというと、好きなアイドルの写真を、腹筋をするときだけ見るんです。そうすると、腹筋をしているときだけは彼女と対面できるので、続けているうちに腹筋イコール快になります。そのうち、写真を見なかったとしても、腹筋をするだけで好きなアイドルを見たときのいい感じを条件反射的に思い出すようになります。まるで「梅干しとつば」のように結びつくわけです(笑)
その行動をし続けたらうまくいくだろうというイメージも大事ですが、その行動自体をどう快にしていくかが、先延ばしの撃退や行動の習慣化には非常に大切なのです。
次回は、習慣化に必要な“ちゃんとやらない”を解説します。
関連記事
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.