検索
連載

第8回 教える前に「キー・フレーズ・リスト」を作っておこう新入社員がやってくる──専門知識を教える技術(2/5 ページ)

ガンガン教えてください!!――学習者に学ぶ姿勢ができたとすると、次に問われるのは「教える側」の準備。「先生」の教え方が下手だったら、学習成果は上がりません。まずは「キー・フレーズ・リスト」を作っておきましょう。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena

要するに「目次」を作っておこうということです

 「キー・フレーズ・リスト」なんて横文字で書くと、何やらご大層なノウハウのように見えるかもしれません。でも実際は全然たいしたことありません。要するに

  • 目次を作っておこう

 という、それだけのことです。例えば下記チャートがその一例です。

 こういう資料、製品発表やらユーザー事例発表のプレゼンテーションでよく見かけますよね? たいていPowerPointで箇条書きにして、プレゼンターがそれを1つずつ詳しく説明していくというもの。

 キー・フレーズ・リストというのは要するにそれです。「なんだ、それだけかよ〜」という気もしますが、基本というのは誰もが知っているシンプルなことだったりするわけです。

 この「基本」をできるだけ飛ばさずにやりましょう。例えば、自分がよく知っている分野について教えてくれと頼まれたときなど、

 「まあ、ざっとしゃべって20分もあれば終わるだろうな。OK? じゃ始めようか?」

 といった感じで仕事の合間にかるーく「教育」をする場面は誰にでもよくあることと思いますが、こんな時でも20分のうちの5分ぐらい使って「目次(=キー・フレーズ・リスト)」を作ってから、本番のインストラクションを始めるようにしたいものです。

 そして、実はここからが本当の本題です。キー・フレーズ・リストは目次であると書きましたが、実は単なる目次ではありません。教育用のフレーズですから、作るにあたって注意しなければいけないことがあります。いったん「キー・フレーズ・リスト」をざっと思いつくままに書いた後でかまいませんので、「キーワード」をチェックしてください。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る