中長期的な課題に取り組み続けるには?【解決編】:シゴトハック研究所(3/3 ページ)
毎日、中長期的な課題に向き合うように自分を仕向けるには、イヤでも目に入ってきて、「前に進んでいる」という実感が必要。Becky! Internet Mailでその仕組みを作ってみましょう。
この2つを満たす仕組みであれば何でもいいのですが、筆者が実際に使っているのはメールソフトの「Becky! Internet Mail」です。
Becky!にはメールを指定した日時に送受信する「リマインダ機能」があります。メールを作成した後に、すぐに送信せずに日を置きたい場合に重宝します。その際、次の3つのオプションが選べます。
- 受信する
- 送信箱に入れる
- 編集用に開く
「受信する」を選ぶと、指定した日時に受信トレイに届きます(厳密にはネットを経由せず、送信箱から受信箱にメールが移る)。「送信箱に入れる」は、文字通り指定した日時になると送信箱に入って次回の「送受信」のタイミングで送信されます。
最後の「編集用に開く」は、該当のメールが編集可能な状態で開きます。例えば、「明日の朝にもう一度読み返してから送信する」といった場合に便利な機能ですが、今回の中長期的な課題対策でも使えます。すなわち、以下のように、集中セッションで考えたことをベースに新たに思いついたことを1行でもいいので書き足した上で、翌日の自分に申し送るのです。
こうすることで、毎日同じ時刻に(朝がいいでしょう)イヤでも目に入って来ますし、何かを書き込むことでそれが新たな発想を促すという望ましいサイクルが回り始めます。毎日何かしら考えたことを書きつけていくことで、その「痕跡」が考えを前に進めてくれるわけです。
紙のノートに書いておくのもいいですが、Becky!のリマインダ機能を使えば、ノートの該当ページを開いて書き込むおぜん立てまでしてくれますから、取りかかりの負荷をぐっと下げることができます。「面倒くさい」と感じていたとしても、これなら取りかかれるのではないでしょうか。
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