不要データを完全消去 USBで使う“デジタル”シュレッダー
コクヨS&Tは、USBポートに差してPC内のデータを完全消去するソフト「デジタルシュレッダー」を発売する。デスクトップ上のシュレッダーアイコンにドラッグ&ドロップして、不要なデータを完全に消去できる。
コクヨS&Tは、USBポートに差してPC内のデータを完全消去するソフト「デジタルシュレッダー」を6月10日に発売する。価格は1万1025円で、ライセンスに制限を設けていないため、複数台のPCで共用できる。
デジタルシュレッダーをPCのUSBポートに差すと、デスクトップ上にシュレッダーアイコンが現れる。ユーザーは消去したいデータをアイコンにドラッグ&ドロップすることで、データを復元不可能な形式で完全に消去できる。プログラムは本体に格納しているため、PCにはアプリケーションはインストールされない。「ごみ箱アイコンの代わりに、シュレッダーアイコンにドラッグ&ドロップするイメージ」(コクヨS&T)
データの消去方式は、標準シュレッド(ランダムデータ2回上書き+ゼロ値データ1回上書き)と、高速シュレッド(ランダムデータ1回上書き)の2種類から選択できる。PC性能にもよるが、処理スピードは標準シュレッドが10Mバイトあたり6秒、100Mバイトあたり52秒。高速シュレッドが10Mバイトあたり3秒、100Mバイトあたり15秒。初期設定では標準シュレッドが利用できるが、シュレッダーアイコンを右クリックして動作設定画面から高速シュレッドを選べる。設定画面からフォルダ指定と拡張子指定をすることで、フォルダ内の指定したフォーマットのファイルだけを消去することも可能だ。
サイズは53×17×8ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さは9グラム。Windows Vista/XP(SP2以上)に対応している。価格は1万1025円。
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