プラスビジョンのスキャナ付き小型ホワイトボードが薄型化、カラー対応も:仕事耕具
プラスビジョンは、スキャナ付きホワイトボード「クリエイティブパネル CR-5」を発売する。厚さ63ミリの薄型モデルで、カラーでの読み取りにも対応した。
プラスビジョンは、スキャナ付きホワイトボード「クリエイティブパネル CR-5」を7月11日に発売する。価格は11万1300円。Windows 2000/XP/Vistaに対応する。
新発売のCR-5は、ボードに書き込んだ内容を画像データとしてUSBメモリやPCに保存できるスキャナ付きホワイトボード。縦置き、横置きに対応し、表面のフィルムも縦か横の1方向にスクロールする。板書エリアはフィルム2面分。取り込む画像データの形式はJPGかPNGで、モノクロだけでなくカラーでも取り込める。
インタフェースにUSB 1.1/2.0に対応したUSBポートを装備。オプションの専用インクジェットプリンタ(PictBridge非対応、1万8000円前後)を接続すれば、PCを経由せず直接プリントアウトできる。こちらもカラーでの印刷が可能だ。
本体サイズは1143×63×688ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さは8.5キロ。プラスビジョンによると、従来機種の「M-5」(1175×93×708ミリ、12.5キロ)と比較すると30ミリ薄くなり、4キロ軽量化した。なお、ボード面のサイズは1000×610ミリ(幅×高さ)。読み取り有効サイズは990×600ミリとなっている。
このほか、スキャナの光源を従来の蛍光灯からLEDに変更。1日1時間の会議を3回開き、1回の会議で2回コピーすると仮定すると年間の消費電力は3.1kWh。蛍光灯使用従来モデルの25.74kWhに比べると約8分の1に削減したという。また、六価クロムや鉛などの使用を制限した「RoHS指令」にも対応している。
プラスビジョンよると、会議室などに設置する通常のスキャナ付きホワイトボードの価格は20万円ほど。10万円代のCR-5はエントリーモデルの位置付けで、「会議室など広めのスペースではなく、少人数での利用に最適なモデル。デスクサイドでのアイデア出しやプランの整理など1人で行う仕事から、上司・部下などの1対1での口頭だけでは伝わりにくいフローなどの情報の説明に使ってほしい」としている。
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