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音声認識ソフトで英語学習するのだシゴトハッカーズ(3/3 ページ)

“英語の学習”というと、それこそ数限りなく方法があって、人によってお勧めするものも違います。ただし1つだけいえるのは、どの方法も継続してはじめて実を結ぶということ。続けられる方法から、変わった学習法まで、実践してきた2人が語ります。

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英語学習でも「慣れは軽蔑(けいべつ)を生む」

 語学の勉強で特に厄介なのは、すぐに成果を確認できないところです。特に英語の勉強は、日本人であればそれなりにやってきてしまっていますから、「それなり以上」を目指すとなると、いろいろなハードルを越えなければなりません。

 英語は、自分の実力以上のことを目指したり、時間がないのにたくさん勉強したりしようとすると、すぐに挫折しがちです。というのも、仮にそこまでやったとしても、瞬時に劇的な効果は現れないからです。

 しかし一方で、自分の能力から見て、あっけないほど簡単にできることばかりするのも、考えものです。とても簡単な勉強は、苦しまずに続けることができる利点はあるものの、簡単すぎて物足りなく、やはり力がついているような気がしないからです。

 この、難しすぎることをやっても、簡単すぎることをやっても長続きしないのが、語学学習をはじめ、「スキルアップ」の厄介なところです。

 しかし、難しいことを時間がないのにやるのは、やり続けるのに一番向かない方法ですから、やはり歯ごたえがなくとも、簡単すぎるくらいのところから始めた方がいいでしょう。

 NHKの講座であれ、iKnow!のような英語学習オンラインツールであれ、「くだらない。役に立たない」と思ってもそこでやめず、一気にもっと難しいレベルに、勉強内容を切り替えることです。

 例えば、iKnow!の留学実現!チャンネル「GMAT Verbal」あたりになると、簡単に分かるような英文はほとんど出てきません。一例を挙げると、以下のような文章があります。

 While most thought his manner rather abrasive, David considered him a pleasant fellow.

 この類の英文の意味を一瞬でとれるほどであれば、無料のオンラインツールなどで英語の勉強をするのは、非効率的です。しかし、このあたりはさすがに難しいと感じるのであれば、少しレベルを下げることで、自分が没頭できる教材を見つけられるはずです。

 このように、同じレベルをコツコツ続けるよりも、レベルを上げたり下げたりしているうちに、いつの間にかできるようになっているという方法は、継続系のスキルアップではうまいやり方だと思います。ちょうどスキー場で、初級、中級、上級のコースを移動中滑り回っているうちに、いつの間にかどこでもそこそこ滑れるようになることに似ています。

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