その時、ユーザーは何してた? feedpath Zebraが操作ログ保存開始
SaaS型Webメールサービス「feedpath Zebra」の管理者向け機能に、「ログ管理」機能が追加。ユーザーのログイン履歴や管理者の設定変更履歴が確認できる。
フィードパスは10月15日、SaaS型Webメールサービス「feedpath Zebra」の管理者向け機能として、各ユーザーのログイン情報や管理者自身による設定変更の履歴を記録した「ログ管理」機能を追加した。追加料金なしで利用できる。
今回追加したログ管理機能は、管理機能画面からログの期間を設定するとCSV形式でログリポートをダウンロードできるというもの。ログリポートには、各ユーザーのWebメールクライアントへのログイン情報やメールソフトからのアクセス情報、管理者による設定変更履歴を記録し、それぞれログインした日時や、メールアカウント、アクセス元IPアドレス、操作履歴が確認できる。
ダウンロード可能なログの種類 | ダウンロード可能なログの項目 |
---|---|
Webメールクライアントのログイン情報 管理機能のログイン情報 管理機能の操作履歴 メールソフトからのPOPでの取得履歴 メールソフトからのIMAPでの取得履歴 メールソフトからのIMAP-SSLでの取得履歴 |
日時 メールアカウント アクセス元IPアドレス 操作履歴(内容) |
feedpath Zebraでは、これまでも追加オプションでメール自体の保存機能や、監査機能を選ぶことは可能だったが、feedpath Zebraにいつどこからログインしたかなど、ユーザーや管理者の履歴は保存していなかった。「(履歴の保存は)法律で定められているわけではないが、不正アクセスや改ざんがあった場合、今回の項目が分かればそれが証明になり得る」(フィードパス)
なお、これらのログ管理機能はfeedpath Zebraの元になったWebメールサービス「Zimbra」ではすでに実装していたが、feedpath Zebraでの実装は「作業の優先度の理由で遅れていた」。フィードパスではこれらのログの保存を10月15日に開始したため、これまでのログはダウンロードできないという。ログの保存期間は未定だが、フィードパスでは「法令に準拠した期間に合わせて保存する」としている。
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