ウイルス対策ソフトもチェックしてくれる自動暗号化USBメモリ :仕事耕具
イーディーコントライブは、企業向けセキュリティUSBメモリ「CD-Container 5.0」を発売する。ハードウェア自動暗号化機能を搭載しており、接続したPCにインストールされているウイルス対策ソフトのチェック機能なども備えた。
イーディーコントライブは、企業向けセキュリティUSBメモリ「CD-Container 5.0」を12月初旬に発売する。価格はオープンだが、想定価格は512Mバイトモデルが8000円前後から。なお、パスワードロックと自動暗号化以外の各種機能を利用するためには、同時発売の「管理者ツール 5.0」(想定価格1万2000円)が必要。管理者ツールはWindows Vista/XP/2000で利用できる。
SD Containerは、企業向けの一括導入を想定したセキュリティUSBメモリ。セキュリティソフトによってメモリ全体にパスワードロックをかけ、重要データの情報漏えいを防ぐ。セキュリティソフトはメモリ内に格納しているため、PCへのインストールは不要だ。さらに、保存したデータをメモリ内でハードウェア自動暗号化する。暗号化形式にはAES256ビット形式を採用している。
管理者ツールをインストールすれば、接続したPCにインストールされているウイルス対策ソフトをチェックできる機能も備えた。メモリ内に格納したソフトがWindows XP/Vistaのセキュリティセンターのデータを確認し、セキュリティ基準値を満たしていない場合のみ、USBメモリへの読み書きを不可能にするといった設定ができる。
セキュリティポリシーに合わせてセキュリティレベルも変更可能で、USBメモリを社内で貸し出す際に貸し出し期限を設定して、期限を過ぎると読み書きを不可能にするような設定もできる。また、専用のソフトをインストールしたPCでしか使用できないような設定も可能だ。パスワードを忘れた際に、管理者を通じてメールや電話で問い合わせできるレスキュー機能も備えている。
サイズは7.5×1.8×0.8ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さは16グラム。想定価格は512Mバイトモデルが8000円、1Gバイトモデルが1万1500円、2Gバイトモデルが1万7500円、4Gバイトモデルが2万3500円、受注生産の8Gバイトモデルが2万9500円。
関連記事
- 安全なUSBメモリを選ぶために知っておきたい7つのポイント
データを暗号化して保存したり、データ保存領域へのアクセスにパスワードロックをかけたりと、セキュリティ機能を強化したUSBメモリが増えている。購入の際に知っておきたいポイントをまとめてみた。 - ダブルドライバで権限切り分け 暗号化USBメモリ「SD-Shelter」
SD-Shelterは、アクセス権限が異なる2つのドライバを使い分けることで、オフィス外のPCへデータの流出を防げる。 - アイ・オー、自動暗号化USBメモリの廉価版 1Gバイト4000円台
アイ・オー・データ機器は、ハードウェア自動暗号化機能を搭載したセキュリティUSBメモリ「ED-EAシリーズ」を発表した。価格は1Gバイトモデルが4410円。 - 保存データを自動暗号化するUSBメモリ、バッファローから
バッファローは自動暗号化によりデータを保護するUSBフラッシュメモリ「RUF2-HSCWシリーズ」を発売する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.