海連の壁紙スクリーンは“通常の6倍”ゲイン 手のひらプロジェクタ向け:仕事耕具
海連は、手のひらサイズのLEDプロジェクタ「プロジェクタX」シリーズなどで利用できる「ALBEDO ハイゲインスクリーン」を発売する。プロジェクタからの投射光だけを視聴者に向けて反射することで、通常のスクリーンと比べて約6倍の明るさだという。
海連は、手のひらサイズのLEDプロジェクタ「プロジェクタX」シリーズで利用できる「ALBEDO ハイゲインスクリーン」を12月8日に発売する。価格は2万790円から。
ALBEDO ハイゲインスクリーンは、裏面に粘着加工がしてあり、壁やボードパネルに張れる壁紙タイプのスクリーン。「いろいろな場所で使い回したい場合は、保護シートをはがさずにマグネットなどで壁に張ってもいい」(海連)
サイズはA4(210×297ミリ、14インチ相当)、A3(297×420ミリ、20インチ相当)の2サイズで、重さは「コピー用紙程度」(海連)。海連が販売する手のひらサイズのLEDプロジェクタ「X Pro920」「X Pro920M」をはじめ、小型LEDプロジェクタでの利用に適している。
一般に、小型LEDプロジェクタは輝度が低く、室内光の下では投影画像が見えにくいという問題がある。ALBEDO ハイゲインスクリーンは、スクリーン表面に反射率を高める特殊な加工がされているため、室内光のもとでも視認性が向上しているという。
ハイゲインスクリーンの仕組みはこうだ。通常、室内で照明を付けたまま投影すると、室内灯など上方からの光がスクリーンに当たって拡散し、投影画面を不鮮明にする。
一方、ハイゲインスクリーンは、こうした上方からの光を正反射してスクリーンの外に逃がし、プロジェクタからの光だけを視聴者の方向に反射する。これにより、通常のスクリーンに投影した場合と比べて、スクリーンゲイン(スクリーンがどの程度、光を反射するかを表した数値。特定の方向に対する明るさを示す)で約6倍、コントラスト比で約7倍の数値となっている。
左右視野角が30度でパーソナルユースに適しているハイゲインタイプと、左右視野角が65度で会議などビジネスユースに適しているワイドビュータイプの2タイプを用意する。
製品名 | サイズ | スクリーンゲイン | 左右視野角 | 上下視野角 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
プロジェクタ X スクリーン ハイゲイン | A4 | 6.0 | ±30度 | ±30度 | 2万790円 |
A3 | 3万5490円 | ||||
プロジェクタ X スクリーン ワイドビュー | A4 | 5.0 | ±65度 | ±25度 | 2万790円 |
A3 | 3万5490円 |
関連記事
- グッズ/ツール
- “手のひらプロジェクタ”が透過型スクリーンに対応 三脚付き
海連は、手のひらサイズの小型プロジェクタ「X Pro920M」を発売する。左右を逆に映す反転投影に対応し、透過型のスクリーンにも投影できるようになった。 - 手のひらサイズで190グラム 3万円台の超小型プロジェクタ
海連の発売する「プロジェクタ X Pro920」は本体が本体は90×80×44ミリ、重さは190グラムと超小型サイズ。1メートル離れた距離から25インチの画面を投影できる。 - “手のひらプロジェクタ”を試してみる(その1)
先日紹介した海連の液晶プロジェクタ「X Pro920」は、手のひらに乗るほどの超小型サイズ。さっそくサンプル製品を借りて試してみた。 - “手のひらプロジェクタ”の実力は? (その2)
手のひらサイズの液晶プロジェクタ「X Pro920」。前回チェックした本体外観とスペック情報を踏まえて、いよいよ実際の投影性能を試してみた。 - “手のひらプロジェクタ”をスマートフォンで使う(その3)
海連の発売する“手のひらサイズ”の超小型プロジェクタ「X Pro920」。これまでの記事では、本体外観と基本的な投影性能について見てきたが、3回目となる今回は、スマートフォンに接続して使ってみた。iPhone×手のひらプロジェクタ、はたしてどんな使い方ができるだろう……?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.