【本編】100対80対70!? 「メリハリ美文字」を作る黄金比率:今から書く「キレイな字の年賀状」(2/2 ページ)
「年賀状を書く」をお題に、ちょっとしたコツで字を改善していく全3回の短期集中講座。2回目のキーワードはすばり黄金比率です。これを使えば躍動感あふれる美文字をすぐ手に入れることができます。年賀状で一言添える文章などに。
流し読みする文字はハーフサイズに――「に」「の」「は」「が」「と」「を」など
最も「流し読みできる」情報が、「に」「の」「は」「が」「と」「を」などのひらがなの助詞だ。これらは「漢字の半分まで小さくしても構わない」と、高宮先生はアドバイスする。
黄金比率を習ったところで早速練習してみた。すると、1文字1文字を「どの大きさだっけ?」と反芻(はんすう)しながら慎重に書いていったためか、ふだん無意識に書くよりも書くスピードがガクッと落ちた。また、ひらがなは70%と頭に叩き込んだためか間違えがちだったのが、50%まで下げる「に」「の」などの助詞だった。何度か練習し、慣れてから本番に臨んだ方がいいかもしれない。
もし添える文章が一行で収まらない場合は、【基礎編】で紹介したように、紙に合わせて手をずらすのではなく、紙の方をずらして、最も書きやすい手の位置をキープしよう。
なお、メリハリ美文字を作る技は、「悪筆がすつ直る11の技」内「メリハリ文字を作る5つの応用技」でもすでに紹介している。
これら“メリハリ美文字系”の技は、1つの文字自体にメリハリを付ける技と、文字列のバランスから文字サイズを調整する技に2分できる。黄金比率は、後者の「文字列のバランスから文字サイズを調整する」方の延長線上にある。「メリハリ文字を作る5つの応用技」も合わせて読むと、黄金比率についてより深く理解できるだろう。
次回はいよいよ宛名書き。実は宛名書きにも黄金比率があるのだ。宛名書きの黄金比率を使って、実際に年賀状の宛名書きをしてみよう。
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