休憩中にアイデアが浮かんだら――裏返すとホワイトボードになる“変身テーブル”:仕事耕具
ライオン事務器のミーティングテーブル「ROTYO(ロティオ)」は、天板の中央部にはめ込み式ボードを備えており、ボードを裏返せばメモ書き用のホワイトボードが現れる。
ライオン事務器は、天板の中央部にはめ込み式ボードを備えたミーティングテーブル「ROTYO(ロティオ)」を1月23日に発売する。価格は10万6260円から。
キングジムの「ミーティングシート」や欧文印刷の「消せる紙(し)」、ナカバヤシの「メモボード」など、持ち運べるタイプのホワイトボードが増えてきた。こうした製品はワーキングデスクや会議室の机に広げて使えるわけだが、ライオン事務器のテーブル「ロティオ」は、通常のテーブルにも、ホワイトボード付きテーブルにもなるユニークな製品だ。
天板中央部の穴に、厚みのある付属のボードをはめこんで使う。ボードの片面はスチール仕様で、マグネットが貼りつくようになっている。このスチール仕様面に、付属の「ライティングマグネットシート」を貼り付ければ、ミーティングの議事録やブレインストーミングのアイデアメモを書き込めるというわけだ。ボードのもう片面は天板と同色で、裏返して使えばスタンダードなデザインのテーブルになる。
付属のライティングマグネットシートは、ホワイトボード用のマーカーとイレーザー(別売)を使って、書いては消して繰り返し使える。サイズはA3で、厚みは0.4ミリ。ロティオには1枚のみ付属するが、ボードには3〜4枚を重ねて貼り付けられる。メモ用紙の様にめくりとってそのまま自席へ持ち帰り、自席近くにマグネットで張り付けたり、コピー機やスキャナを使って、書き込んだデータを手軽にデジタル化することもできる。
本体サイズは、天板の直径が900ミリのモデル(10万6260円)と1200ミリのモデル(12万5895円)の2つを用意し、高さはいずれも700ミリ。カラーはホワイト/ナチュラル/ブラックウッドの3色をそろえる。
ライオン事務器は以前から、ホワイトボードを埋め込んだドローイングテーブル「スケッチビーン」を販売しているが、ロティオでは、ボードを裏返して通常のテーブルとして使えることも重視した。「ホワイトボード面が常に見えているテーブルでは、ミーティング目的の人しか集まってこない。そうではなく、たまたま集まったメンバーの雑談の中からアイデアが生まれたときに、さっとボードを裏返してメモができる。そんな“クリエイティブオフィスツール”を目指した」(ライオン事務器)
製品名のROTYOは、ギリシャ語の「ROTYON(ロティオン)=寄せ波」に由来し、「人や情報、アイデアが波のように押し寄せ、集まってくるという意味を込めた」という。
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