青色申告ソフトを画像で解説、確定申告マニュアル:個人事業主もサラリーマンも読める「税金の話」(1/4 ページ)
国税庁のWebサイトにある「確定申告書作成コーナー」を利用すれば、けっこう簡単に確定申告ができる。サラリーマンは手元に源泉徴収票を用意して読んでほしい。
個人事業主もサラリーマンも読める「税金の話」。今回は青色申告ソフトの紹介を中心に、確定申告について書いてみたい。
筆者が初めて確定申告したのはサラリーマン時代で、アルバイト程度に書いていた原稿代や講演代が徐々に増え、20万円を越えたのでわけも分からず確定申告を行った。当時は税金のことは全く知識がなく、領収書も残していなかったので、経費もほとんど計上せず、無駄に税金を納めていた。確定申告自体は、国税庁のWebサイトにある「確定申告書作成コーナー」を利用し、書面提出したと記憶している。
確定申告する方法はいくつかある。全部手書きで行うのはBiz.IDらしくないので、PCを使う方法をいくつか紹介しよう。国税庁のホームページでは「電子申告(e-Tax)」と「書面提出」が選択できる。フリーソフトや市販の申告ソフトを利用する方法もある。
サラリーマンの医療費控除
あなたがサラリーマンで、例えば医療費控除による還付を受けるだけなら、「書面提出」を利用して入力し、印刷して送るだけだ。筆者自身がサラリーマン時代に使った印象は薄れているが、今使ってみると特に難しいところもなく、設問にしたがって入力すれば作業は完了する。ここまで連載で書いてきたことを大体理解した人なら問題ないだろう。
実際に、鳩山一郎さんになって医療費控除を行ってみた。手元に源泉徴収票を用意して、国税庁の「確定申告書作成コーナー」にアクセスする。
PDFの最後のページには提出書類等のチェックシートも用意してある。少々分かりづらいのは、チェックシートの「提出書類等のご案内」には医療費の領収書に○印が付いていないが、医療費の明細書の最下段には、「領収書は裏面に貼付するか封筒に入れ提出」と書かれていること。源泉徴収票も、チェックシートの留意事項に「申告書第二表の裏面に貼ってください」と明記してある。どちらも忘れずに貼ってから郵送しよう。
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