ポートをかんたん増設、ヤマハルータから一括ネットワーク管理ができるスイッチ:仕事耕具
ヤマハはスマートL2スイッチ「SWX2200-24G」「SWX2200-8G」2機種を2011年2月下旬に発売。ヤマハ製のルータと連係することで、スイッチの構成やポートのリンク速度などをGUIで確認できる。
ヤマハは、スマートL2スイッチ「SWX2200-24G」「SWX2200-8G」2機種を2011年2月下旬に発売する。実勢価格はSWX2200-24Gが7万円前後、SWX2200-8Gが3万円前後としている。
SWX2200は、ヤマハ製の「ギガアクセスVPNルータ RTX1200」「ブロードバンドVoIPルータ NVR500」と連係することで、ルータのグラフィカルユーザーインタフェース(GUI)からネットワークの管理ができるL2スイッチ。ネットワーク上のスイッチの構成やポートのリンク速度、通信量などを確認できる。
ルータから各種設定が可能で、ルータとSWX2200のVLANの設定をしたり、GUIからSWX2200のポート設定を変更したりできる。ルータにSWX2200を接続すれば自動的に設定を反映するため、RTX1200、NVR500配下のネットワークにSWX2200をつなぐだけで設置作業が完了する。
2011年2月時点での対応ルータはRTX1200のみだが、2011年3月以降のバージョンアップでNVR500にも対応する予定としている。なおスイッチには、L3スイッチやL2スイッチがあるが、同製品はあて先情報としてパケットに含まれるMACアドレスから中継先を判断し、中継動作をする。
「中小規模の企業ネットワークでは管理者は本社にしかいないことが多く、支店のネットワーク障害への対応が難しい。ルータでRTX1200、NVR500拠点間を接続すれば、本社から支社のSWX2200をGUI経由で確認し、設定変更ができる。遠隔拠点から原因を切り分けて調査することも可能になる」(ヤマハ)
ヤマハ サウンドネットワーク事業部 営業部営業企画の馬場大介氏によると「中堅・中小企業ではルータのポートが足りておらず、他社製のスイッチを使っているが、コマンドが違うため使いにくいという課題がある。新製品を使うと1つのコマンドで管理でき、管理の負担を軽減できる」と話す。
なお、ヤマハはSWX2200-24G、SWX2200-8Gの発売でスイッチ市場に参入する。「NVR500の発売でギガルータのラインアップがそろったことを受け、対応するスイッチを準備した。ルータからスイッチにジャンルを広げていく」(馬場氏)考えだ。2製品で初年度に1万5000台の販売を目指す。
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