実名登録必須なFacebookを、できるだけ消極的に使う方法:3分LifeHacking(2/2 ページ)
高校の同窓生が集まるFacebookグループができたので、同級生をFacebookに誘うことになった。しかし「本名登録は怖い」という理由でためらう人が多いそう。そこで、他の人から見つかりづらく、消極的にFacebookを使う方法を考えてみた。
プロフィールは入力しすぎない
上記のような対策をしても、もともと珍しい名前の人は本人特定されてしまうだろう。次は「本人かもしれないが、それ以上の情報がないので分からない」ようにする方法を考える。
大事なのは「プロフィールに情報が出ないようにする」「ウォールに情報が投稿されないようにする」の2つだ。名前を見て自分の知り合いではないかと思っても、プロフィール欄に情報がなければ、それ以上の証拠がつかめない。また、ウォールに何も投稿されなければ、Facebookを登録はしているが、まるで使っているようにみえないはずだ。
基本データは名字と名前、性別、生年月日など最低限しか入力しない(公開範囲も狭める)。勤務先や出身校なども入力しないほうがいい。入力しても、公開しなければいいのではと思うかもしれないが、これらの情報が増えれば増えるほど「友達ではありませんか?」と薦められる人が増える。Facebookをあまり積極的に活用したくないなら、入力する時点で情報を最低限にすることをオススメする。
一つ注意したほうがいいのが、ときどき表示される「この人と一緒に○○に通っていましたか?」「この人と一緒に○○に勤めていますか?」といった質問。これにYesと答えると、その場で出身校や勤務先が登録されるので注意してほしい(筆者はこの質問に引っかかってしまったため、伏せておこうと思った出身高校名がプロフィールに公開されてしまった)。
参加するグループが「秘密のグループ」であることを確認
最後にもう一つ注意したい大きなポイントが、「参加するグループが『秘密のグループ』であるかどうか確認すること」。
Facebookのグループは、プライバシーポリシーに応じて3種類ある。「公開グループ」「非公開グループ」「秘密のグループ」の3種類だ。
「公開グループ」は文字通り、グループの参加メンバーも投稿もすべてフルオープンで、他の人からも見られる設定。「非公開グループ」は、メンバーにしか投稿内容は見えないが、そのグループに所属していることは他の人から分かる。筆者の例のように同窓会グループに参加している場合、このグループに参加していることが他の人から分かるだけで、出身校がどこなのか一目で分かることになる。
そういう理由で一番安心なのは「秘密のグループ」だ。グループ内で投稿されているやりとりはもちろん、そのグループに所属していることも、グループのメンバー外からは分からない。もし、「特定のグループに所属するためにFacebookに登録したが、できる限りFacebookは使いたくない」という場合は、グループ管理者にかけあって、該当のグループを「秘密のグループ」として作ってもらうことをオススメする。
以上、Facebookに誘われているがあまり使いたくない人向けに、できるだけ消極的に使う登録方法を考えてみた。機会があれば、「ほかの人が投稿した内容もできるだけウォールに表示させない方法」も考察したい。
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