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上司が部下に言ってはいけない、10のセリフ新連載・若手社員のうちに学びたい、「上司力」入門(5/5 ページ)

会社の中で「課長」が与える影響力は大きい。現場におけるキーパーソンであり、課長次第で、業績も部下の成長も大きく左右される。今の時代、課長が身につけておくべき能力は何だろうか。本連載では、課長が身につけておくべき「上司力」について考えていきたい。

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(6)「もっと会社のことを考えろ」

 このひと言は、上司が自分の都合や立場が悪くなったときに使う場合が多いのではないだろうか。「会社のこと=自分のこと、つまり自分に迷惑をかけるなと言いたいのだな」と解釈し、聞き流すだろう。

(7)「なぜそんなこともできないんだ?」

 疑問形で言われると問い詰められているように感じるので、精神的にかなりきつい。また、何度言っても相手ができないのなら、おそらく伝え方に問題がある。相手を叱(しか)る前に、自分の教え方を変えてみるべきである。

(8)「やる気あるの?」

 まじめに取り組んでいても思うような結果を出せないときもある。やる気はあるのにそこを否定されたら、誰でもショックを受け、どうすればいいのか分からなくなる。

(9)「言い訳するな」

 言い訳をしているのか、事情を説明しているのか、その見極め方は難しい。本人は自分に問題があると自覚しつつ、状況をわかりすく説明しようとしているだけなのかもしれない。そのときにこのひと言を言われたら、動揺するだろう。

(10)「勝手なことをするな」

 普段は自分の頭で考えろ、自律した社員になれと言っておきながら、このひと言を投げかけたら相手は誰でも混乱する。これは上司側に問題が多分にある。上司が部下の行動を認められないと、このひと言で一喝するのである。

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