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不安や悩みを相談できない――そんな人にオススメの方法:新連載・ボクの不安が「働く力」に変わるとき(2/3 ページ)
職場の人間関係に悩んだり、過大な目標に悲鳴を上げている人も多いのでは。「悩みや不安は人に相談したほうがいい」といった声をよく聞くが、そもそも相談するのが苦手な人はどうすればいいのか。そんな人に「ココロの整理の仕方」を紹介する。
自分で自分を癒せることが大切
なぜ、このような意見を持つようになったのかと言うと「周りの人に相談すること自体、かなりハードルが高い」ことだからです。
ハードルが高い理由をいくつか挙げてみましょう。
- 「話、聞いてほしいんだけど……」が言い出しにくい
- 話を分かってくれそうな人が周りにいない
- 事情を知らない人には背景から話さなければならず、話しにくい
- 日常的に起きるちょっとした仕事の悩みは相談しにくい
- 「カウンセリング」という響きが重くて行きづらい
- 別の場所に出かけていくのが面倒くさい
- 立場上、本音が言えない
「周りの人の相談をしたほうがいいのは分かっている。でも、それがなかなかできないんだよ」という人も多いのではないでしょうか。こんなとき、ちょっと試してほしいことがあります。それは「自分の気持ちを、ある簡単な方法でノートに書き出す」のです。
「ノートに書き出す」効果
「ノートに書き出す」効果をオススメする理由は2つあります
- 「自分の外に出す」ことでスッキリ感が生まれる
- 自分の気持ちに客観的に触れることができる
よく、刑事ドラマなどで、不安を抱えている人が、人には言えない「バカヤロー!」というような本音を書き殴ったノートが登場するシーンがありますよね。アレ、気持ちを頭の中だけで処理しようとするよりも、思っている以上にスッキリするんです。
また、頭の中で考えていることを一度ノートに書き出し、目を通して改めて触れてみると、考えや気持ちに客観的に触れることに役立ちます。「客観的に」というのは、自分の考えを第三者の冷静な目で見ることができるということです。
誰に見せるわけではないので、意識的に「自分の外に出す」のがポイントです。
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