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自分の中に、毒や怒りをため込みすぎてはいけない30代にしておきたい17のこと(2/3 ページ)

20代は激情のままに行動して失敗しても若気の至りで済まされたりするが、30代になるとそうはいかない。うつ病、家庭崩壊、破産など、自分の悪いパターンが形となりすべてを破壊してしまう可能性もある。自分の中の負のエネルギーに気づいたとき、どう対処すればいいのだろうか?

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すべてをリセットしてしまいたくなる誘惑と向かい合う

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『30代にしておきたい17のこと』(だいわ文庫)

 なぜ、ダークサイドが30代に出やすいのでしょうか。

 30代の後半──38、39歳という40歳になる直前に、無意識のうちに絶望を感じるからだと思います。

 20代から30代の切り替わりはあっという間です。まだまだ希望も残っているので、恋愛、仕事、未来にネガティブな思いを持つ人はあまりいません。

 しかし、30代から40代への移行は、ときにとても重いことがあります。「もう40になるのに自分は何をやっているんだ」というような切迫感が、自分を抹殺したくなる行動に追い込むのではないでしょうか。

 いままでの人生を振り返ったときに、「もういい加減にしてくれ」というような気持ちになって、全部をリセットしたくなるのでしょう。

 あなたにも、結婚生活、仕事、人間関係のすべてをゼロクリアしたくなる瞬間がやってくるかもしれません。

 社会的に許されることもあれば、許されないこともあります。もちろん、そこから新しい人生を始めて幸せになる人もいますが、そこからが人生転落の始まりになってしまう人もいます。

 人生をリセットして、パートナーを変えた、それが運命だったというような人もいるので、それをしてはいけないということではありません。けれども、自分がそういう「危ない時期」にいることは認識しておいたほうがいいでしょう。

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