だれのスマートフォンでも定額なのだ──ウィルコム、カードサイズ「だれとでも定額パス」:2013年夏モデル
ウィルコムは、ドコモ、au、ソフトバンクのスマートフォンでだれとでも定額が利用できるカード型アダプター「だれとでも定額パス」を発表した。
ウィルコムは、7月4日に「だれとでも定額パス」(WX01TJ)を発表した。ウィルコムがすでに提供している「だれとでも定額」サービスを他社のスマートフォンでも利用できるようにするカード型のアダプター。出荷開始は7月下旬の予定だ。
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルのAndroidスマートフォンに、専用の通話アプリをインストールしてBluetoothでWX01TJと接続すると、ウィルコムの通信網で“だれ定”通話が利用できる。
WX01TJの本体サイズは、約54(幅)×85.6(高さ)×5.45(厚さ)ミリで重さは約32グラムだ。このサイズで、連続通話時間は約3.5時間、連続待受時間は約250時間を実現した。BluetoothはVer.2.1+EDRに準拠する。
Bluetoothでペアリングしたスマートフォンの連絡帳を利用できるほか、リモートロック代行サービス、FOTAが利用できる。なお、ライトメール、リモートロック、管理者ロックには対応しない。
スマートフォンに導入する通話アプリは、Android 4.0以降に対応する。導入するとホーム画面にダイヤラーアイコンと電話帳アイコンを用意するほか、ウィジェットも利用できる。同じ通話アプリからPHSと3Gを切り替えて発信可能で、PHS発信ボタンを有効にすると、「だれとでも定額パス」経由で発信できる。
ウィルコムは、WX01TJで利用するだれとでも定額パス専用プランも提供する。基本使用料は490円で、契約期間は3年間、PHS回線との通話は0円、ウィルコム3G回線と他社携帯電話、固定電話への通話は30秒当たり21円になる。なお、だれとでも定額を利用するには月額980円のオプションが必要で、この場合、ウィルコム回線同士で通話が無料となるほか、ほかのキャリアや一般回線向けの通話でも、1回あたり10分以内の通話を月500回まで無料でできる。
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