人々にとって“身近な存在”でありたい――駅チカ電源カフェ「beez銀座」の狙い(2/2 ページ)
8月末、銀座一丁目から徒歩1分という好立地に電源カフェ「beez(ビーズ)」の2号店「beez銀座」がオープンした。ユーザーにとってどんな“場”なのか、オープン前日に行われたイベントの様子と併せて紹介する。
beezは海外展開も視野に
代表の鈴木さんにbeezの今後について聞いてみると、「今後も2倍、3倍と店舗展開は広げていきたい。持続的な成長を考えると、それ以上の急速展開は難しい。具体的には都内だと新宿や恵比寿、六本木。大阪など都外への展開も考えている」と答えてくれた。
大きなスペースを持つのではなく、小規模店舗を多拠点に点在させることで人々にとって身近な存在になりたいという鈴木さん。確かに人の集中力は長くても2〜3時間なので、長く滞在するのではなく必要なときに立ち寄るというスタンスであれば「困ったときに近くにある」ことは最大のメリットといえるだろう。
beezは渋谷、銀座とも時間制の料金設定(1時間400円)なので、いわゆるフリーランスワーカーだけでなく、買い物に出かけた主婦や外回り中の営業、待ち合せまで時間を持てあます学生など、一般的なコワーキングスペースと比べても幅広いユーザーがターゲットとなる。今後のbeezの拡大に期待したい。
今注目の企業、人も大集合
イベントでは、参加ブロガ―も食いつくサービスや商品も紹介された。大変興味深かったので、紹介したい。
Synclogue
Windowsアプリケーションを複数台のPCで同期、使用できるサービス。個別にアプリケーションをインストールする必要はなく、現在は約50%のWindowsアプリケーションに対応済みとのこと。
EXPANSYS
海外のSIMフリー端末や、各種ケース、アクセサリを扱っている販売店。日本未発売の商品も多いとのこと。イベントでは、ブログ『め〜んずスタジオ』の運営などで有名なあすかさんが、オススメ端末としてAndroid端末「OPPO Find 5」や「OPPO R819」を紹介していた。
ミホパン
米国発祥のお菓子『ポップケーキ』を日本で開発、販売している。イベントでは、参加ブロガーの名前を書いたポップケーキを振る舞ってくれた。
Logbar
iPadを利用した飲食店向けのオーダーシステムや、店内のコミュニケーション用SNSを展開。イベントでも実際にブロガーの皆さんへiPadを配布し、iPad上からカクテルの注文などを受け付けていた。
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