KDDIウェブがクラウドソーシング3社と提携――フリーランス支援を強化
KDDIウェブコミュニケーションズはエンジニアやデザイナー向けコラボレーションサービス「corabbit」を正式オープン。クラウドソーシングを提供する各社との提携を発表した。
KDDIウェブコミュニケーションズは10月9日、エンジニアやデザイナー向けコラボレーションサービス「corabbit(コラビット)」を正式オープンした。併せて、クラウドワークス、ChatWork、ランサーズといったクラウドソーシングを提供する各社との提携を発表、Webを通じて仕事をするフリーランスを支援していく。
corabbitは、少人数での利用やフリーランスに適した「Pro」と、大規模なプロジェクトや社内利用などの大人数に適し、メンバーのアクセス権限や管理なども行える「Team」の2つから利用を選べる。Pro/Teamともに、無償版を含む各4プラン、計8プランを用意している。
機能面では、画像やファイル管理に関する機能を拡充。例えばβ版では、デザインの確認を行う際に画像やレイアウトを一般的なファイル形式(JPG、GIFなど)へ書き出し、メール等で送信する必要があった。それをプレビュー機能でファイルをアップロードするだけで、プロジェクトメンバーへ確認ができるようになった。かつ、またそのプレビューに対してコメントを付けることも可能だ。
対応する画像形式は、JPG、GIF、PNGに加えて、有償版では、Adobe Photoshop(PSD)やAdobe Illustrator(AI)のファイル形式もサポートした。加えて、WindowsとMac向けデスクトップアプリケーションも、今回β版で提供を開始した。同アプリを使うことで、プロジェクトごとにデスクトップ上のファイルやフォルダーと同期が図れるようになる。
クラウドソーシング各社との提携では、今後corabbit利用者に向けた優待券の配布や既存IDとの連携などを検討していくという。
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