これぞデジアナ融合――キングジムに聞く「『超』整理手帳×SHOT NOTE」開発秘話:手帳2014(3/3 ページ)
1995年の発売以降、160万人以上が愛用する「『超』整理手帳」。2014年版はスマートフォン連係文具「SHOT NOTE(ショットノート)」とコラボした。両製品がどのような経緯でコラボすることになったのか、その裏側を聞いた。
「ガイドブック付き」手帳
―― 今回のこのパッケージデザインもこだわりですよね。
清水 この大きさのSHOT NOTEが入っていると勘違いされたらどうしよう、と思いました。ガイドブックも、さすが講談社さん、という感じでこだわりが見られますよね。これだけで販売できるような出来上がりです。
遠藤 今回のコラボで、既に「超」整理手帳を使っている人だけではなく、SHOT NOTEは使っているけど超整理手帳は使っていないという人たちにもリーチしていきたいという、講談社さんの意気込みが感じられますよね。
―― そのためのガイドブックでもあるんですね。ところで、超整理手帳とSHOT NOTE、それぞれのユーザー層はどんな感じなのでしょうか。
遠藤 年齢層は30代から40代で、7割は男性ですね。超整理手帳の方も同じようだと聞いていますので、ユーザー層としてもどんぴしゃりではないかと。
清水 手帳とアプリの使い分けについても、紙の手帳の方には長期的なスケジュールで、アプリは備忘録、とか自由に使っていただけるのではないかと思います。選択肢がたくさんあるのが重要なんじゃないでしょうか。
―― 使い勝手が良いからこそ、使う人の発想で自由に使えるということですね。もともと使いやすかった「『超』整理手帳」にSHOT NOTEの便利さがコラボすることで、さらに可能性が広がったということがよく分かりました。今日はありがとうございました。
次回(SHOT NOTEユーザーなら満足できる――野口悠紀雄氏に聞く2014年版「『超』整理手帳」)では、「『超』整理手帳」の開発者、野口悠紀雄教授に今回のコラボでこだわったポイントなどを聞く。
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