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無意味な定例会議を10分間で見直す方法:3分LifeHacking
物事を効率よく回すために作られたはずのプロセス。それがいつの間にかデメリットばかりになっていた。そんなことはありませんか?
仕事のプロセスは、そもそも物事をシンプルで簡単にするために作られたはず。ところが、メリットよりもデメリットのほうが大きくなってしまったプロセスが多々見受けられます。
例えば、義務のように毎朝開かれる定例会議はどうでしょうか? ほかにも、社員の時間と士気を奪っている無意味なプロセスがあるのでは?
創造的リーダーシップのトレーニングラボ「Swim」の共同創設者、Nancy Vonk氏とJanet Kestin氏は、「Fast Co.Create」の記事の中で、うまく機能してないプロセスは見直すべきだと述べています。やり方は簡単。選りすぐりの社員を集めてチームを作り、以下の3つの質問を投げかけるだけ。
- 現在のプロセスの明らかなメリットを列挙せよ。
- 実際のところ生じているデメリットを列挙せよ。
- 最後の質問。デメリットがメリットを上回っていないか?
3番目の質問が「イエス」なら、チームに10分間だけ与えて、解決策を考えてもらいます。時間を短く区切ることで自己検閲や考えすぎが起こらず、創造的なアイデアが出やすくなります。また、否定的な意見をいう人も格段に減ります。
Vonk氏とKestin氏によると、「われわれの経験では、このエクササイズで新しいアイデアを出せなかったチームは1つもありません。少なくとも、より良い方向へ踏み出す大きな1歩にはなります」だそうです。
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