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インタビュー

コミュ上手を手本にしない、ちょっと意外な“脱コミュ障”へのプロセス(4/4 ページ)

公認会計士・まーやんの「20代後半までコミュニケーション下手だった」という告白に驚いてインタビューを申し込んだ開米さん。そのために仕事で問題を起こしたこともあるというまーやんが、コミュ障を克服した意外なきっかけとは……?

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眞山: ちょっと違います。できないことは、できないままでいいんですよ。不可能を可能にする、ではないんです。実際私は、今もコミュニケーションは得意ではありません。天才的にうまい人の真似はとても無理です。でも、できることに目を向けたら、下手なら下手なりにやりようがあることに気がつきました。

 自分が完璧じゃなくても……というより、弱点を素直に表に出したほうが人が助けてくれる。そのことにも気がつきました。だから「できていることに気がつこうよ」ということを伝えたいんです。

――なるほど、確かに。どう考えてもできそうもない目標をめざして「成せば成る」なんて考えようとしても……想像したら、気が滅入ってきました(笑)。

眞山: そうですよね? だから、できる方に目を向けて欲しいんですよ。それで「できない」というメンタルブロックから自由になれます。そうすれば行動を起こせる。行動を起こせば、できる理由もダメな理由もいろいろ分かってきますから。

――「できる方に目を向けて、メンタルブロックをふりほどこう」と。

眞山: はい。それをぜひ、以前の私のように自信喪失してしまっている若い人には分かってほしいなと思います。そのためにこれを伝える努力をしよう、と。だからこのインタビューもお受けしました。それが5年前に先生からもらった恩の、私なりのペイ・フォワードなんです。



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