取引先に近づくと、営業情報がプッシュで届く――スマホ向け営業支援アプリ「GEOCRM.COM」
今、いる場所の近くにある取引先の営業情報が、スマホにプッシュで飛び込んでくる――。外出先の効率的な営業活動を支援するスマホ向けサービスが登場。将来はウェアラブルデバイスへの対応も予定している。
現在地付近の取引先情報や営業情報が、プッシュでスマホに飛び込んでくる――。ブランドダイアログが、外出先の営業活動を効率化する営業支援サービス「GEOCRM.COM」を開発中であることを明らかにした。2014年春のリリースを目指して開発を進めている。
「GEOCRM.COM」は、位置情報を活用したモバイルワークの支援サービス。このサービスを利用することで外回りの営業スタッフは、スマートデバイスを通じて地図上に位置情報付きで顧客情報や活動報告を保存できるようになる。次に同じ場所を訪問すると、地図上から過去に訪問した際の営業情報を確認することが可能だ。
営業報告をシンプルなフローで行えるのも特徴の1つだ。アプリから訪問先の企業を選択し、目的を選んでコメントを入力。「作業報告入力」ボタンを押すと、位置情報が付加された形で報告書が送信される。
なお、このサービスは、3件のビジネスモデル特許を出願している。1つはスマートデバイスが圏外にある場合でも、正しい緯度経度と時間の報告内容を端末内に一時保存し、圏内に入ったときに情報をアップデートする仕組み。2つ目は、Googleマップの利用時に緯度経度のズレを補正しても、住所を変えずに位置だけを補正する技術。もう1つは、ソーシャルメディアやインターネット上にある個人の顔写真をクロールし、本人の承認を前提に顔写真付きデータベースを構築する技術だ。
ブランドダイアログによれば、今後はGoogle Glassをはじめとするウェアラブルデバイスへの対応も予定しているという。
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