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SOHOや中小企業で使えるオンライン帳票作成サービスを試す(PDFeer編):新連載・Biz.Hacks(1/2 ページ)
SOHOや中小企業に向いた、請求書や見積書などの帳票をオンラインで作成できるサービスが増えつつある。今回はその中の一つ、「PDFeer」を紹介する。
PDFeer(ピーディーフィア)は、請求書や見積書などの帳票をオンラインで作成し、PDFでダウンロードできるサービスだ。いずれも無料で利用できるのが大きな特徴だ。
作成できる帳票は請求書、見積書、納品書、領収書、送り状、案内文、自由レポートと多岐にわたる。いずれもPDFでダウンロードする方式で、サイト上からメールを送信する機能や、印刷して郵送する機能は用意されていない。
テンプレートのデザインはシンプルだが、ロゴもアップロードできるので、それなりに見栄えよく見せることは可能。フォントを明朝やゴシック、丸ゴシックから選択できるのも利点だ。電子印鑑の捺印にも対応するが、3文字までということで、実質的に担当者の苗字のみとなる。ロゴと違って外部の画像ファイルの読み込みにも対応しない。
明細に入力できるのは10行まで。品目マスターからプルダウンで選んだり、品目を選ぶと自動的に単価が入力されたりといった機能はなく、すべて自由入力となる。合計額や消費税などの自動計算も行われず、すべてが手入力となるが、それゆえ値引きの入力といった融通は利きやすい。源泉徴収などの機能も特に用意されていない。
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