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スキャナーの第3勢力「オーバーヘッド型」3機種を徹底比較――設置スペース編:Biz.Hacks(5/5 ページ)
オーバーヘッド型スキャナ3機種を徹底比較する短期連載。今回は各製品の特徴をざっと紹介しつつ、各製品が必要とする設置スペースを比較する。
使用時の設置面積の比較する
オーバーヘッド型スキャナを使用してスキャンを実行する場合、本体の設置面積に加え、本体の手前に書類を置くためのスペースが必要となる。「デスクショット」は、本体の設置面積こそコンパクトだが、書類を置く際は本体との間にかなり広く空間をとってやる必要があるため、本体の設置面積に書類の置き場所をプラスした奥行きは実測505ミリと、台座のコンパクトさが相殺されてしまっている。
「SnapLite」は、本体の奥行きはそれなりに取るものの、かなり本体に近接した位置に書類を置いて取り込めるので、本体の設置面積に書類の置き場所をプラスした奥行きは実測470ミリと、デスクショットに比べて短い奥行きで事足りる。
「ScanSnap SV600」は背景マットを敷くスペースを取ってやる必要があるが、それでも奥行きは実測で505ミリと、デスクショットとほぼ同等。また色がついた書類などで、背景マットを使わずに取り込むのであれば奥行き430ミリで収まるので、実は3製品の中ではもっとも短い奥行きで読み取れる。
次回はこれら3製品のセットアップと、実際のスキャン手順について比較する。
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