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万が一の災害に備える人型寝袋「着る布団」――キングジム:仕事耕具
東日本大震災後、多くの企業が万が一に備えて従業員が数日間オフィスに留まれる体制を作っている。医薬品や食料のほかに睡眠にも気を配りたい。
2011年3月の東日本大震災では、交通のマヒによって首都圏でもたくさんの帰宅困難者が出た。そのため企業の多くでは、万が一の場合には従業員が数日間オフィスにとどまれる対策をとっている。
災害時にオフィスや避難所で待機する場合、床が硬かったり冷たかったりするため眠れないという問題がある。そこでキングジムは、簡単に着脱でき緊急時には動きやすい人型寝袋「着る布団&エアーマット」(4500円/税抜)を9月26日に発売する。
着る布団は、首まわりやズボン丈のサイズが調整できるフリーサイズ。ズボン幅を太くして靴を履いたまま着られる。また、エアーマットは約5センチの空気の層により床の硬さが冷たさが伝わりにくい。膨らませるためのエアーポンプ(手動)も付属する。
着る布団とエアーマットのセットは、小さく折りたたむことが可能で、通常時にはA4ファイルサイズの箱(315×230×135ミリ(幅×高さ×奥行き))に収納する。
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