慶事への対応から歳暮・年賀状の準備まで――10月の事務ごよみ【総務・法務】:事務ごよみ
社内外の慶事への対応、歳暮・年賀状の準備や社内レクリエーション実施後の対応など、総務・法務部門が10月に処理しておきたいトピックをまとめました。
月刊誌「企業実務」とは
「企業実務」は、経理・総務・人事部門の抱える課題を解決する月刊誌。仕事をすすめるうえで必要な実務情報や具体的な処理の仕方を正確に、わかりやすく、タイムリーにお届けします。1962年の創刊以来、理論より実践を重んじ、“すぐに役立つ専門誌”として事務部門の業務を全面的にバックアップ。定期購読はこちら。
本記事は企業実務のコンテンツ「事務ごよみ」から一部抜粋・編集して掲載しています。
衣替えの実施
社員に事務服・作業服を貸与している企業では、冬服への衣替えを実施するところが多い時期です。この機に社内の身だしなみや服装のコードについても再確認すると良いでしょう。
社内外の慶事への対応
秋は慶事のシーズンです。社員や懇意にしている取引先担当者などの子女の結婚や取引先の慶事に際して、祝金をいくら包めば良いか迷うこともあるでしょう。そこで、慶弔についての取扱規程を作っておくと便利です。
贈答に際しては、マナーやタブーにも注意したいところです。相手に不快感を与えないよう、基本的な事項を押さえた上で、地域性や相手との関係も踏まえて柔軟に対応しましょう。
社内レクリエーションの実施
気候が穏やかになり、社員旅行や運動会をはじめ、社内レクリエーションが盛んに行われる季節になりました。近年は、コミュニケーションの活発化などを目的に、社内行事の効能が再評価される向きもあるようです。
レクリエーションを実施したときは、費用やスケジュールに関する書類をきちんと保存しておきましょう。支給事由や金額が社会通念上相当であれば、原則として福利厚生費とみなされるため、税務調査の際にも有効な証拠資料となります。また、実施後に課題と感じたこと、トラブルになったことなども、申し送り事項として記録しておくと、次回以降の参考資料として役立ちます。
歳暮・年賀状の準備
歳暮に関しては、昨年の贈答実績や取引先一覧などをもとに、送り先の住所や役職などを更新・確認しながらリストアップを行います。あわせて贈答品選びにも取り掛かりましょう。
また、お年玉付き年賀はがきの発売は11月からです。その準備として、各部署の必要枚数を把握し、購入予定数を取りまとめておきます。
取引先の与信管理の徹底
取引先の経営状況に関する情報は、直接先方と接触している営業担当者から集めるのが最も良い方法です。年末の資金需要期は、特に念入りに取引先の売掛金管理や与信管理を行いたいところ。管理部門としても、営業担当者と密に連絡を取り合い、取引先に何らかの変化があった場合は、こまめに報告してもらうようにしましょう。
関連記事
- 【オフタイム編】結婚式スピーチのフレームワークを押さえよう
結婚式のスピーチで何を話すか。失敗しないように、基本的な構成を押さえておきましょう。必要なポイントはほぼ3つに集約できるのです。 - まだ間に合う! スマホで投かんまでできちゃう“忙しい人向け”年賀状アプリ6選
年末が近づいてきたが、仕事が忙しくて年賀状の準備に手をつけていないビジネスパーソンも多いのでは。最近はPC要らず、スマートフォンだけではがきの投函まで行える「楽な」年賀状作成サービスが増えているのでまとめてみた。 - 「みんなが楽しめる」社内行事5つの鍵
雇用形態の多様化などで、会社への帰属意識が薄れた昨今。社内行事の参加を強制するのは野暮というもの。それでも参加したくなる社内行事とは? - 年度後半の業務計画の確認、衣替えの準備を――9月の事務ごよみ【総務・法務】
年度後半の業務計画の確認、秋のレクリエーションの準備、衣替えの準備など、総務・法務部門が9月に処理しておきたいトピックをまとめました。 - 年末、年度末までの資金繰り計画や収支計画の見直しは9月中に――9月の事務ごよみ【経理・税務】
「期央での収支計画の見直し」「被災時の優遇税制の確認」「年末、年度末までの資金繰り計画」など、経理部門が9月中に処理しておきたいトピックをまとめました。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.